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Date:  Wed, 12 Sep 2001 11:01:55 +0900
From:  ono@....jp
Subject:  [XP-jp:02557] Re: バグ・パターン
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20010912110155H.ono@....jp>
In-Reply-To:  Your message of "Wed, 12 Sep 2001 10:08:32 +0900"	<200109120108.KAA07894@....jp>
References:  <200109120108.KAA07894@....jp>
X-Mail-Count: 02557

>> Regarding [XP-jp:02556] Re: バグ・パターン; hamai@....jp adds:

 > ・ワザト虫デバッグ:
 > わざとバグを入れて(もしくは残して)デバッグさせる。
 > 個別のバグに対して行うデバッグではない。
 > 少なくとも1個以上のバグがあることがわかっているので、
 > レビューなどでの無意識的な手抜きが防げる。
 > (出典:「プログラミングの心理学」)

QA がきちんと機能しているかどうかをみるのに、いくつかのバグをわざと入れて
補足率をみたり、またその補足率から他のバグの残存率を見積もることを fault
injection という名前で聞いたことがあります。ワザト虫デバッグはこれに近い
ものでしょうか。また、洋書ですがそれに一冊費した本があります。

    Software Fault Injection : Inoculating Programs Against Errors
    by Jeffrey M. Voas, Gary McGraw, ISBN: 0471183814 
    (余談ですが、この本の foreword はなかなかよいです)

しかし周囲で、これを試したことがあるという話は聞いたことがありません。
どれくらいメジャーな技法なのでしょうか。私自身の経験が不足しているので、
なんともいいがたいのですが。

小野