土居です.
On Fri, 07 Sep 2001 15:05:28 +0900
西田 孝志 <nishida@....jp> wrote:
<snip>
> > 例えると,同じ言葉でも,違う意味で使っている場合があるといったことでしょ
> > うか?^^;
>
> 師匠曰くを以下に記述します。(完全な受け売りです。)
> オブジェクト指向の分析・設計の社内講習の題材で、「レンタルビデオ屋」について
> を使うとします。
> ポピュラーな内容なので、大丈夫かというとそうでもなくて、
> レンタルビデオ屋でビデオを借りた事の無い人が、半数近くいるそうです。
> 演習形式なので、チームのメンバーが、レンタルビデオ屋について議論する必要があ
> るので、最初にある程度の共通認識が必要です。
>
> で、どうするかと言うと、「図書館」を思い浮かべてもらい、その概念がベースにあ
> る事を伝えます。
> すると、ある程度の共通認識を持って議論が進められるという事です。
>
> (ここから、旨く行くケース。)
> 上記の文脈で使った「図書館」は、以下のような事を彷彿させます。
> (全てではないですが、ざっと上げます。)
> ・その品物は、ある一定期間個人に貸し出され、返却される。
> ・多数の品物があり、分類、展示されている。
> ・その貸し出し、返却は、個人向けのカードで管理され延滞等も分かる。
> (普通、コンピュータ等で管理してますよね。)
> ・その品物は、新規に購入され、管理対象となる。
>
> レンタルビデオ屋と図書館で共通する概念って結構ありますよね。
> で、議論可能な、共通理解のベースが得られる。
>
> (ここからが、旨く行かないケース。上とずれてる事に注意。)
> ある人が、図書館という言葉から、町の小さな公民館等で行われている子供図書館を
> イメージしたとすると。
> ・その品物は、ある一定期間個人に貸し出され、返却される。
> ・多数の品物はあるが、適当に展示されている。
> ・その貸し出し、返却は、その場所に置いてあるノートに各人が記入する。
> ・その品物は、町の人が不用になったものを持ちよる。
>
> この状態で、認識がずれたまま議論すると.....
> どうなるかは、想像つきますよね。
>
> 「そんな事はないよ。」って言われたら、それまでなのですが、
> アンカーリングが起こる例としては、分かりやすく、私としては
> なるほど!と納得した次第です。
わざわざありがとうございます.m(__)m
なるほど,非常に分かりやい例えですね.
上記を読んでいて思ったのですが,メタファーを利用する場合は,より具体的
にすることで,誤解が防げそうな気がします.
#上記の例だと,具体的な図書館のインスタンスを指定できると良いかなと...
#あ,それだと,みんなが知っているとは限らないのか...
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土居 俊彦 (DOI Toshihiko)
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