西田です
At 12:00 01/09/07 +0900, you wrote:
省略
> > 使い方に注意が必要ですよね。と主張しているつもりです。
> 了解です.私も西田さんが開発<->開発の間のコミニケーションにおけるメタファー
> を否定しているとは思っていません.
御意です。
> 開発<->開発の間においても,顧客<->開発で利用していたメタファーは有効では?
> と思ったしだいです.
> #西田さんの「違って当然だし、逆に違ってないといけない事もあるのではない
> か」を過剰にとらえていました.m(__)m
いえいえ、とんでもない。こちらこそすみません。
誤解を生みそうな表現だなーと思いつつ、まあいいやで出しました。
省略
> はい,分かりやすく説明していただきありがとうございます.
そう言ってもらえるとうれしいですね。
> 例えると,同じ言葉でも,違う意味で使っている場合があるといったことでしょ
> うか?^^;
師匠曰くを以下に記述します。(完全な受け売りです。)
オブジェクト指向の分析・設計の社内講習の題材で、「レンタルビデオ屋」について
を使うとします。
ポピュラーな内容なので、大丈夫かというとそうでもなくて、
レンタルビデオ屋でビデオを借りた事の無い人が、半数近くいるそうです。
演習形式なので、チームのメンバーが、レンタルビデオ屋について議論する必要があ
るので、最初にある程度の共通認識が必要です。
で、どうするかと言うと、「図書館」を思い浮かべてもらい、その概念がベースにあ
る事を伝えます。
すると、ある程度の共通認識を持って議論が進められるという事です。
(ここから、旨く行くケース。)
上記の文脈で使った「図書館」は、以下のような事を彷彿させます。
(全てではないですが、ざっと上げます。)
・その品物は、ある一定期間個人に貸し出され、返却される。
・多数の品物があり、分類、展示されている。
・その貸し出し、返却は、個人向けのカードで管理され延滞等も分かる。
(普通、コンピュータ等で管理してますよね。)
・その品物は、新規に購入され、管理対象となる。
レンタルビデオ屋と図書館で共通する概念って結構ありますよね。
で、議論可能な、共通理解のベースが得られる。
(ここからが、旨く行かないケース。上とずれてる事に注意。)
ある人が、図書館という言葉から、町の小さな公民館等で行われている子供図書館を
イメージしたとすると。
・その品物は、ある一定期間個人に貸し出され、返却される。
・多数の品物はあるが、適当に展示されている。
・その貸し出し、返却は、その場所に置いてあるノートに各人が記入する。
・その品物は、町の人が不用になったものを持ちよる。
この状態で、認識がずれたまま議論すると.....
どうなるかは、想像つきますよね。
「そんな事はないよ。」って言われたら、それまでなのですが、
アンカーリングが起こる例としては、分かりやすく、私としては
なるほど!と納得した次第です。
以上
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NK-EXA CORPORATION
Nishida Takashi
e-mail:nishida@....jp
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