初めまして、船橋@NSI と申します。
>こんにちは、合木です。
(略)
>「知識創造企業」(野中)* は、米国で良い評価を得たそうなのですが、これを読んでXPの
>メタファーというのはそこから影響されたのではと思ったりしたのですがどうでしょう。(^^)
>
>「知識創造企業」では、メタファーというのを、もうすこし「コンセプトベースの手法」
>に近い位置付けて扱っています。この本は、お勧めです。
>
私も「知的創造企業」読みました。
うろ覚えですが、この本では知識を次の2種類に分けて定義してい
たと思います。
形式知:明文化されていて、論証できる知識(論文、設計書など)
暗黙知:無意識の内に身につけている知識、理路整然と説明する事は
出来ないコツみたいな物
人間は形式知より多くの暗黙知を持っているが、暗黙知から形式知を
引き出す事でより多くの利益が得られる。逆に形式知を取り込んで暗
黙知にする事で知識を本当の意味でに身につける事が出来る。
で、暗黙知を引き出すのに有用なのがメタファーだと、例えば、人に
野球を教える時に「腕をムチの様に使って」とか「バットが波打って
るよ」とかいうと分かり易い
つまり、メタファは顧客や開発者が暗黙的に持っている知識を引き
出す為に有用な手段であって、それをモデル、仕様書といった形式
知に変換してみて、上手く説明できないようであれば、そのメタフ
ァは捨てるか、メタファによって得られた有効な部分だけを利用す
ると良いのではないかと思います。
# 「例えは良くなかったけど、とにかく分かったよね」なんて会話
をした事があるはず。。
私はこの本を読んだ時 「XP本に書いてあったメタファってこういう
事か」と妙に納得したのですが、いかがでしょう?