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Date:  Tue, 04 Sep 2001 20:20:44 +0900
From:  Akira Sato <falcon@....jp>
Subject:  [XP-jp:02488] Re: 変更コストの変化 (was  オブジェクト指向シンポジウウムの資料 )
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200109041120.AA00863@....jp>
In-Reply-To:  <200109040808.RAA06164@....jp>
References:  <200109040808.RAA06164@....jp>
X-Mail-Count: 02488

あきら@ブリッジ・メタウエアです。

hamai@....jp wrote:
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>>欠陥を放っておけばおくだけ修正コストが減る、というのは
>>当たり前のように思います。最後まで直さなければコストは0です(^^;
>
>はあ?リリース後に残る欠陥を減らしても、減らした欠陥ほどには、
>残った欠陥の修正コストは減らないと言っているだけですが。
>リリース後に残る欠陥を減らすなとか言っているわけではありません。

以下の引用部分を読み間違えました。

時間-コスト曲線はプロジェクトのライフサイクル全体
を表すものと考え、濱井さんの上の話で「早めに」という部分を
ウォーターフォール型開発における分析・設計フェーズ
のあたり、というように認識してしまったのです。

リリース直前からリリース後の時間経過を対象に
考えなければいけなかったですね。

"hamai@....jp" wrote:
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>早めにバグを摘出すればするほど後になって摘出されるバグは
>少なくなるのでそのソフトに対して不慣れとなり、いざバグが
>見つかった時の修正コストは増大するため、無理をして早めに
>バグを摘出しても効果が薄いことになります。

時間経過による修正コスト増加の原因としては、
欠陥が少なくなれば少なくなるほど、それを見つけるための
コストが増大することが大きく影響している。
従って、品質管理をしてきたプロジェクトであればあるほど、
リリース間際に時間-コスト曲線が右肩上がりになりやすい。
また、リリースして時間が経てば経つほどチームのアクティビティが
低下するため、件数当たりの修正コストが増大する。

という話ですね。

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佐藤 聡 - Verba volant, scripta manent.