濱井です。
2001/09/04 15:05:11 +0900にhyoshihara@....jpさんが送られた
メールに関する返信です。
>> 「現実のソフトウェアにいくつもの欠陥がリリース後残っているのは
>> なぜか?」ということを考えて欲しいのですが。
>>
>> リリース後欠陥が見つかれば。
>>
>> ・欠陥の修正
>> ・欠陥の広報
>> ・欠陥の問い合わせへの対応
>> ・製品やベンダーに対する評価の低下
>>
>> といったコストを支払わなければなりません。これらのコストは
>> リリース後に残っている欠陥が少なければ少ないほど、少なくなる
>> わけです。この点からだけでも、リリース前に欠陥を修正すれば
>> 修正するほどいいはずです。
>> ところが、現実のソフトウェアにはいくつもの欠陥がリリース後
>> 残っています。これは、リリース前に欠陥を修正することが、
>> 残っている欠陥が少なくなれば少なくなるほど困難になり、
>> 修正のためのコストが増大するからです。
>
>リリース前の修正についても時間と共にコストが増大するため、
>その欠陥を黙認する方がよいと言われているのでしょうか。
>
>少なくともリリース前に発見された欠陥については、
>修正を行うものだと思っていましたが・・・。
「修正のためのコストの増大」とは、修正そのもののコストの増大
ではなく、[XP-jp:02478]のその後の方に書いている、「欠陥により
引き起こされる障害の検出」のコストの増大のことです。
検出された障害を引き起こしている欠陥については、当然、修正
すべきです。