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Date:  Wed, 25 Jul 2001 12:13:31 +0900
From:  Yasuo Higa <higa@....jp>
Subject:  [XP-jp:02252] Re: 工数見積
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200107251213.BED40257.JBIH@....jp>
In-Reply-To:  <001b01c114a7$e418a980$3e3b6c0a@handava50j>
References:  <9C966E514E56D511A67200B0D0217B4E382F95@....jp>	<001b01c114a7$e418a980$3e3b6c0a@handava50j>
X-Mail-Count: 02252

<001b01c114a7$e418a980$3e3b6c0a@handava50j> の、
   "[XP-jp:02250] Re: 工数見積" において、
   ""Tuyoshi Ushio" <t-ushio@....com>"さんは書きました:

ひがです。

> 牛尾です。
> 
> 見積りは難しいですね。
> 私の見解では
> 開発を2つに区切ります
> 最初の開発を予備イテレーションと呼んで
> それ以降を本番イテレーションと呼んでいます。
> 
> 以前に似たシステムを開発したことがあれば明日の天気の考えで、
> 以前計測したPJのスピードである程度の見積りをします。
>  そうでなければ、予備イテレーションで、業務を開発していく過程で
> 測定します。
>  で、予備イテレーションが終わったときに見積りを出します。
> もちろん、仕様は決まっていないので、ストーリ(ユースケース)から
> 明日の天気を用いて見積もるのですが、全部でているわけではないので
> これぐらい膨らむだろうという経験則を用いて+アルファをつけて
> 見積り、この予算とENDでこのPJの一次をこれだけのストーリの分を
> やるようにコントロールしましょう。という形で話をしたりします。
>  無論客先との合意が必要です。
> 
> できればXPのような契約形態をまず薦めるのがまず最初ですが
> 私は代替案はこう考えています。
> 
> 他にいいアイデアがあればぜひお聞かせねがいたいですね ;-p
> ここは私もなやんでいるところです。
> 
うちのやりかたはこうです。

方向づけフェーズで、ユースケースを洗い出す。
3割程度は、漏れがあることを見越し、
えいやで荒い工数見積を提出。
顧客にも、精緻な見積もりはこの後でする旨を
理解してもらう。

推敲フェーズで、重要あるいはリスクの高いユースケースを
実装し、ベースとなるアーキテクチャを固める。
残されたユースケースの難易度は高くないので、
過去の経験から工数を見積もる。
この段階で、精緻(?)な見積を提出。

"なんだよ、RUPじゃん"といわれそうですが、
対顧はRUP、内部開発はXPというのが、
現実的な落しどころではないでしょうか。
---
Yasuo Higa <higa@....jp>
INFORMATION SERVICES INTERNATIONAL-DENTSU,LTD.