川崎です。
2001/07/24 11:26:27 +0900に"Hirohide Yazaki" <firo@....jp>さんに頂いた
「[XP-jp:02246] Re: IT Pro の記事」への返事です。
firo>ソフトウエア開発は、まだ試行錯誤の段階にあるということ
firo>なのでしょうね。
ソフトウェアだけでなく、効率的なチーム作業というのがまだ見直されている
のだと思います。
以前テレビで、効率的な作業を行うためにフロアーを見直したという企業が
あったのですが、チームと個人作業を考慮したレイアウトだと感心しました。
イメージ的には、部屋の隅に個人の机があり、壁に向かって一人で作業できるようになっている。
また、チーム自身は個室になっており、隔離されている。
部屋の真ん中には、簡単な打ち合わせができるような机があるという感じ。
-+---壁-----+-
| □ □ |
| ● |
| □ □ |
-+---壁-----+-
firo>プログラミング(あるいは分析や設計も)は基本的には個人で
firo>やる作業であり(だって、考えるって個人的な行為だもの(?))、会議や
firo>打ち合わせで、決めることを決めた後はさっさと個人にとって最も
firo>よい環境にひっこんで作業をやることが一番生産性がよい、、、、
firo>というような考えがあったのではないでしょうか?
個人環境の充実により、共有スペース(ミーティングルーム)というのが、
減ってきており、事前に予約が必要など不便さが出てきました。
それもあって、コミュニケーションがメールなどになってきたこともあります。
そのため「決めることを決めた後」というのにギャップが生じているのかな?
firo>XPはそれは違うよね!というアンチテーゼだと思うのですが、「対話」
firo>というキーワードにも見られるように、個人が自分の世界に引きこもる
firo>のではなく、スキルのある個人によるチームワークで生産性を高めよう
firo>としているのだと思います。じゃあ、個人よりもチームを尊重しているか
firo>というと私はそうではなく、XPにおいては、スキルのある個人がチーム
firo>で作業する、という点で、個人にもチームにも重点を置いていると思うの
firo>ですがいかがでしょうか?
サッカーや野球などもそうですよね。個人の役割と責任分担とチームの目的が
明確になっており、個人を尊重しながら、チームの目的を達成する。
firo>#コバーン氏は、次の著書で、ソフトウエア開発をチームによるロッククラ
firo>イミングにたとえています。ロッククライマーは個人としてもスキルを持ち、
firo>かつ日々トレーニングをしていなければならないと同時に、実際のレース
firo>では、皆が協力して頂上を目指す、というような話です。
ロッククライミングをよく理解していませんが、何となくわかります。
是非読んでみたいですね。翻訳されたら(^^;
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川崎 寿之(Toshiyuki KAWASAKI) E-Mail:kawasaki@....jp