石橋秀仁と申します。
> > XP的なアプローチでエンジニアのスキル・アップを図れないか
> > http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20010718/1/
> >
> > ペアプログラミングをベースとした共同作業をXPモデルとして
> > 書かれていますが、これを読んで、XPモデルとOJTとの違いを
> > 考えてみたいなと感じました。
>
> 記事を読みました。
> 下から3つめのコメントにあるように「ちょっと違うんじゃないかな?」と
> 思いました。
私も違和感を持ちました。この記者の方は、ちょっとXPを間違えて理解し
ているのではないかな?と。
OJTや教育という文脈でペアプログラミングを語るというのは
わかりますが、それはXPモデルというより昔から徒弟制度と
呼ばれているものそのものなのではないかと思います。
コンサル業界の知人から、コンサルティングファームの
ボスコン(BCG)などは徒弟制度を取っていると聞いたことが
あります。この記者の方が言うXPモデルというのはそれの
ことではないのかな?と思うのです。
また、「職人」が不要になるという結論にも納得できません。
全員が開発対象の全般を広く浅く理解している、ということと、
全員が広く浅くスキルを身に付けている、ということは
似て非なることだと思います。各人に生来の強みはあるでしょう。
XPは個々人の得手不得手を「ならして」平坦化するための
ものではないと思います。専門領域の異なるエキスパートが
チームを形成しているほうが強いですから。とくに少人数では。
私の違和感の元はこういうところです。
ほかにどのような考えの方がいらっしゃるか興味があります。
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石橋秀仁 hideto-i@....jp