矢崎です。
----- Original Message -----
>
> 前に矢崎さんもふれられていたと思いますが、ワインバーグは
> ソフトウェア・エンジニアリングを文化人類学的に一つのサブカルチャーとして
> 見るという考え方ですよね。
> (たしか奥さんが本職の文化人類学者)
ソフトウエア開発、特に要件分析局面は、文化人類学である、
というメタファーは、実は私も好きなメタファーです。あるいはKJ法
の喜田川二郎先生の言葉を使えば、野外科学(フィールド科学)と
いうメタファーも同じような意味で好きです。
要は研究室や書斎での思考による研究ではなく、実際に現地に
行き、現地の人達の視点で、その場にある本当の何か?を把握する
行為、というような感じでしょうか。飛行機に乗ってはるか上空から見る
だけでなく、着陸してウロウロ動きまわったり、藪をつついてみたり、
彼らの言葉でしゃべってみたり、、、といっても、とても難しいことなの
ですが、、、
>
> だから彼の本は実はソフトウェアに限らない、多くのコミュニティに
> 共通する話題にあふれています。
御意!
>
> まずプロセスありきではなく、まず人と人の集まりありきという意味で
> XPとの共通点も大きいと思います。
これも御意!
余談ですが、ワインバーグも、XPも探検という言葉を使っていますね。
「要求仕様の探検学」(Exploring Requirements)(ワインバーグ著)
XP Explorationフェーズ
Exploration、、、いい言葉です。
最後にワインバーグ氏のURLは
http://www.geraldmweinberg.com/index.html
です