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Date:  Thu, 5 Jul 2001 21:24:28 +0900
From:  "Hirohide Yazaki" <firo@....jp>
Subject:  [XP-jp:02133] Re: Process in H/W
To:  <extremeprogramming-jp@....jp>
Message-Id:  <015b01c1054d$6f6930f0$3701a8c0@FIRO>
References:  <v04210a03b766d451b34b@[192.168.0.201]><20010703182123E.yuichi@....jp><20010703225152.7f407773.ichiyama@....jp> <v04210a01b7695c47d4b2@[192.168.0.201]>
X-Mail-Count: 02133

矢崎です。

----- Original Message -----
>
> 前に矢崎さんもふれられていたと思いますが、ワインバーグは
> ソフトウェア・エンジニアリングを文化人類学的に一つのサブカルチャーとして
> 見るという考え方ですよね。
> (たしか奥さんが本職の文化人類学者)

ソフトウエア開発、特に要件分析局面は、文化人類学である、
というメタファーは、実は私も好きなメタファーです。あるいはKJ法
の喜田川二郎先生の言葉を使えば、野外科学(フィールド科学)と
いうメタファーも同じような意味で好きです。

要は研究室や書斎での思考による研究ではなく、実際に現地に
行き、現地の人達の視点で、その場にある本当の何か?を把握する
行為、というような感じでしょうか。飛行機に乗ってはるか上空から見る
だけでなく、着陸してウロウロ動きまわったり、藪をつついてみたり、
彼らの言葉でしゃべってみたり、、、といっても、とても難しいことなの
ですが、、、

>
> だから彼の本は実はソフトウェアに限らない、多くのコミュニティに
> 共通する話題にあふれています。

御意!

>
> まずプロセスありきではなく、まず人と人の集まりありきという意味で
> XPとの共通点も大きいと思います。

これも御意!

余談ですが、ワインバーグも、XPも探検という言葉を使っていますね。
「要求仕様の探検学」(Exploring Requirements)(ワインバーグ著)
XP Explorationフェーズ
Exploration、、、いい言葉です。

最後にワインバーグ氏のURLは
http://www.geraldmweinberg.com/index.html
です