矢崎です。
----- Original Message -----
>
> > 慎重にして「遅れ」るよりは、ちょっとそそっかしいけれど「早く」やる、くら
いの
> > ほうが、エントロピーがたまらない(エントロピーを小出しに解消する)ので、
よ
> > い、
> > と考えます。どうでしょう?
>
> はい。
> XP本の、車の運転のメタファと同じですね。
> 慣れた運転者は、小刻みにハンドルを操作するってやつです。
> 余談ですが、F1カーのハンドルに遊びが多かったら・・・死人がたくさんで
> そうです。かといって、普通車のハンドルに遊びが少なすぎたら・・・それ
> はそれで死人がでそうです。
> トレードオフの問題ですね。
そうですね。あまのさんのおっしゃりたい趣旨からはズレちゃうかも
しれませんが、XPといえども、万能ではない、ということは常に考えて
おかなければならないでしょう。例えばXPかRUPか、という議論は(前
の投稿で自分でそのようなネタでふっておいて無責任かもしれませんが)
、実はあまり実り多いものではなくて、要はXPやRUPを知っていて、かつ
それを実際のプロジェクトでいかに応用できるか、というのが大切なので
すよね。なので、XPの勉強も必要だけれど、RUPも、あるいはそれ以前
のソフトウエア・エンジニアリングの勉強も必要だと思います。
#XPではよくデマルコが話題になりますが、私としてはワインバーグも
注目してほしいなーと思っています
>
> この「そそっかしいけど早くやる」というのは、やはり技術が追いついて
> 来たからの賜物ですね。
> 私も、初めて読んだコンピュータの専門書は「こんにちわマイコン」という
> 年なのですが、
> #カバーの裏で、キーボード打つ練習してました・・・
> そのような昔?は、机上デバッグのほうがコストが安かったろうと思います。
そうそう!
> #当時は、ノートにプログラムを書いて、友人の家で動かしていました。
> 私はコンパイラが見つけてくれるバグは、コンパイラに任せるというスタンス
> で開発しています。
> ちょっと直して、コンパイル&テストの繰り返しです。
> これって、1行直したらコンパイルにすごい時間かかっていたら、脳みその中で
> 構築した思想が、その間に吹っ飛んでしまいますよね。
> そういう意味で、XPする環境が整ってきたんでしょうね。
昔は、コンパイルのコストが高いという時代があったのですよね。そういう時代で
はとてもじゃないけれど、テストアリトル・コードアリトルはできなかった。だか
ら、
XPはいつの時代にも真というわけでなくて、やはり今の時代のものであると思い
ます。今後も環境が変わってくればまた別の最適な方法が現れてくるかもしれない。
>
> 矢崎さんにそう言ってもらえると光栄です。
いえ、私は光栄に感じていただけるような人間ではありません。