こんにちは、市山です。発言するのはひさびさです。
> > 最近NHKでしつこくやっているので、ご存知の方も多いと思いますが...
> >
> > 今までトヨタ系列でカンバンなどのプロセス改善の取り組みをしていた人が、
> > 今独立コンサルタントとして、大量生産指向のカンバンとは異なる取り組みを
> > しているという番組です。
>
> カンバン方式からも今のソフトウェア工学には学べることがあるようです。
>
> 少し前に本家の XP mailing list で紹介されていました。
> http://www.poppendieck.com/lean.htm
> # 英語で長いのですが、とても面白いです。だれか訳さないかな……
>
> トヨタのカンバン方式が如何に直感に反するものだったか、
> しかし、それがなぜ良かったのかを説明して、
> それをソフトウェア開発に応用した "Lean Programming" (XP に通じる)
> というものを提唱しています。
最近翻訳された「The Goal」は、はじめラインの効率化(なんとロボットがネックだった)
をして、そのあと需要供給で見るとラインの効率化があわないことがわかり、
最終的に継続的改善、「なにを変える、何に変える、どうやって変える」に
行き着きます。この本はビジネススクールで習うTheory of Constraints(TOC)を
わかりやすく説明した小説です。
# 家庭崩壊なんかも絡んでいるのでXPの「週40時間」なんかも
# そういう点からみるとさもありなんとかおもいました。
XP(とくにExtreme Programming Embrace Changeの原書)は経営論(マネジメント)的な
論調が強かったですね。今のマネジメント的な面でみても別段とXPが突拍子もない
とは言えないとおもいます。むしろウォータフォールやデータ中心アプローチの
ほうが時代遅れという気がするのですがいかがでしょうか。
個人的には文化研究とか政治過程論とかからもソフトウェアエンジニアリングを
考えてみるのも面白いと思っていたりします。
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ichiyama ryoichi
mailto:ichiyama@....jp