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Date:  Thu, 21 Jun 2001 13:50:12 +0900
From:  Yutaka Kamite <y-kamite@....jp>
Subject:  [XP-jp:02043] Re: XP と ISO9001:1994 との親和性
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20010621123337.EE2C.Y-KAMITE@....jp>
In-Reply-To:  <20010621104723.F49E.Y-KAMITE@....jp>
References:  <20010621094705.68E4.SKAWAI@....jp> <20010621104723.F49E.Y-KAMITE@....jp>
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上手です。
ちょっと、ISO9001関係者以外にはわかりにくいかな、と思って補足します。

> ソフトウェアへのISO9001適用の定石である、「『ISOの設計』はテストまで」と
> 定義すれば、出来ます。
> 

ISO9001:1994 は、製造業のための規格なので、ソフトウェアへの適用に際して
は、『ISOでいう設計』をソフトウェア開発工程における「設計、コーディング、
テスト」とすることが通常行われています。
この目的は、設計、製造、検査の工程をまたぐ変更管理の問題を解決することに
あります。
この範囲のうち、テストを除外している企業もあります。

この場合、XPの主要工程は、「ISOの設計」に相当します。ですから、必要な記
録は、設計検証・審査の記録、設計の妥当性確認の記録だけになります。これは、
毎日行っている業務の記録で十分です。
#受入テストとリリースが、製造・据え付け、最終検査になります。

製造業スタイルの、設計図作成=設計と、ソフトの設計を同一工程として扱って
いるソフト企業も一部ですがあります。
この場合、XPの適用は極めて難しくなります。

(では)

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