あまぴょんと申します。
Gunji Tsukuda wrote:
> システムクリエイツの清水さん(Object2001 XPのパネルにおける
> XP懐疑派のパネラーの一人)のCMM vs. XPに関するコメントが下記
> のページに掲載されています。
>
> http://village.infoweb.ne.jp/~fwgf2942/process/Proc.CMM-XP.html
読んでみました。
文体や、内容にところどころ過激な感じを受けましたが、
楽しく読ませ頂きました。
・XPすれば、必ず成功するというわけではないから気をつけましょう。
・まわりに踊らされないで本質を見極めましょう。
・XPしやすいプロジェクトならば成功するでしょう。
・CMM的にレベルが高い人たち(組織)ならば、XPでも十分いけるでしょう。
得て不得手は有りますが。
と、自分の都合のよいように解釈をしました。
自分の考えではCMMは各レベルで規定されているプラクティスを
満足させていればいいと思っていいます。なので、CMMとXPって
視点が違うので比較するのが難しいと思います。
で、レベル1だからレベル5の活動をしてはいけないことはないと
思うので、どんどんプロセス改善をすればよいのでは?
で、改善していったらXPになって、CMMのプラクティスを満足した
とかいうストーリーもありかと思います。
http://www.iijnet.or.jp/sea/CMM/990507/TR24J99.zip
から、一部を引用し、グループ化してみました。
以下引用
所々"#"をつけてコメントを入れています。
--
1)『 初期』
ソフトウェアプロセスは場当たり的、時には混沌としたもの
と特徴付けられる。ほとんどのプロセスは定義されておらず、
成功は個人の努力に依存する。
2)『 反復できる』
コスト、スケジュール、機能充足性を確認するために、基
本的なプロジェクト管理プロセスが確立されている。同様の
アプリケーションのプロジェクトに関しては、以前の成功経
験を反復するためのプロセス規律がある。
・要件管理
#On site Customer+計画ゲーム
・ソフトウェアプロジェクト計画
#計画ゲーム
・ソフトウェアプロジェクト進捗管理
#計画ゲーム+小規模リリース
・ソフトウェア外注管理
#外注使わなければOK?
・ソフトウェア品質保証
#ペアプログラミング+テスティング
・ソフトウェア構成管理
#共同所有権+コーディング標準。結構みなさんCVSとかで管理してたり
#しますよね。
3)『定義された』
管理およびエンジニアリングの活動に対するソフトウェア
プロセスが、「組織の標準ソフトウェアプロセス」として文
書化、標準化、そして統合化されている。ソフトウェアの開
発と保守において、承認されテーラーリングされたバージョ
ンの「組織の標準ソフトウェアプロセス」をすべてのプロジ
ェクトが使用する。
・組織プロセス重視
#XPでやる!!と組織的決定すればOK?
・組織プロセス定義
#XPでしょ。
・トレーニングプログラム
#ペアプログラミングしながらOJTとか。
・ソフトウェア統合管理
#継続的インテグレーション
・ソフトウェアプロダクトエンジニアリング
#XPそのもの?
・グループ間調整
#???特に当てはまるようなものはないような・・・
#そこまで大きなものを扱わない?
・ピアレビュー
#ペアプログラミング
4)『管理された』
ソフトウェアプロセスおよび成果物品質に関する詳細な計
測結果が収集されている。ソフトウェアプロセスも成果物も、
定量的に理解され制御される。
・定量的プロセス管理
#???よくわからない
・ソフトウェア品質管理
#ペアプログラミング
5)『 最適化する』
革新的なアイディアや技術の試行、およびプロセスからの
定量的フィードバックによって、継続的なプロセス改善が可
能になっている。
・欠陥予防
#ペアプログラミング
・技術変更管理
#メモでも残しておけば十分?
・プロセス変更管理
#なんで変更したかをメモしておけば十分?
--
引用終わり
XPはプロジェクト単位、CMMは組織単位だと思うので、やっぱり
比較するのは難しいように思えます。
それぞれがお互いにうまく機能していくのが、よい道だと思うの
ですが・・・