Date: Thu, 7 Jun 2001 00:00:06 -1000
From: "Toshiyuki Takeda" <takeda@....jp>
Subject: [XP-jp:02001] Re: CMM vs. XP
To: <extremeprogramming-jp@....jp>
Message-Id: <HLEKJLPOEKKGIDFOFJLCCEEJCAAA.takeda@....jp>
X-Mail-Count: 02001
>「プロセス指向」というのが、顧客要件は初期段階でフィックスす
>るもので、ドキュメントは大量に書かなくてはいけなくて、、、と
>いうのであれば、プロセス指向と対極にあると思えます。
これは正反対の理解ですよ。
ソフトウェア開発プロセスには、ソフトウェアが有形でないことに
起因する数々の共通の問題(仕様変更の多さや、人間・組織の
問題)があるから、それをコントロールできるようにしましょう、と
いうことです。そのために、継続的な計測とか構成管理とか
コミュニケーションが重要になるということです。
松原さんの文章は翻訳書も含めてよい入門ではないかと
思います。ヨードンの本(「プログラマの復権」てタイトル
だったかがわかりやすく、本質をついているかと。)
http://www.iijnet.or.jp/sea/SPIN/SEACMM/matsubara.txt
開発者間のコミュニケーションのために文書が必要だと
考えるか、ユニットテストとペアプログラミングでよいと
考えるか。もちろんそこには大きな差があるわけですが、
本質的に対極にあるとは私には思えません。