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Date:  Wed, 19 Apr 2000 12:40:01 +0900
From:  Toru TAKAHASHI <tooru6.takahashi@....jp>
Subject:  [XP-jp:00238] Re: XPractices	【 6. Method comments 】(案)
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <200004190339.MAA16497@....jp>
In-Reply-To:  <20000419090121N.hiranabe@....jp>
References:  <200004181306.AA00029@....jp>	<20000419090121N.hiranabe@....jp>
Posted:  Wed, 19 Apr 2000 12:39:37 +0900
X-Mail-Count: 00238

高橋@東芝小向です。

   "Kenji Hiranabe <hiranabe@....jp>"さんは書きました:
>  > 問題は、平均値を大きく上げてしまっているメソッドが
>  > どれくらいあるかですね。
> 
> そうすると,3行以上のメソッドだけで平均した行数,とか,20行
> 以上のメソッドの数,とかの方がよい指標なのでしょうか.

インターフェース誌2000年5月号の記事、
「オブジェクト指向導入の手引き 第7回 計測を通してオブジェクトを知る」
において、責任駆動とデータ中心アプローチでの計測結果が載っており、
それによると責任駆動設計法が全体に小さな値を示しています。方法論と
してはCRCとShlaer-Mellorとの比較です。
なお、引用文献は
"The Object-Oriented Brewery: A Comparison of Two Object-Oriented
 Development Methods", Sharble, Cohen, ACM SEN, Vol.18, No.2"
とのことです。
XPでもCRCによる設計をしていることから責任駆動のアプローチに
近いと思われます。

ここで疑問に思ったことがあります。メソッド当たりのコード数は
小さければ小さい方がよいのでしょうか?
例えばメソッドに渡されるパラメータをチェックしたり返却値の妥当性を
チェックしたりする処理を加えると、あっというまに2桁のコード量になって
しまいます。
XPのように十分テストで検証されていれば、個々のメソッドでのエラー処理は
不要ということなのかもしれませんが・・・


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Toru Takahashi,  TOSHIBA Corps. KOMUKAI Works
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