高橋@東芝小向です。
"Kenji Hiranabe <hiranabe@....jp>"さんは書きました:
> > 問題は、平均値を大きく上げてしまっているメソッドが
> > どれくらいあるかですね。
>
> そうすると,3行以上のメソッドだけで平均した行数,とか,20行
> 以上のメソッドの数,とかの方がよい指標なのでしょうか.
インターフェース誌2000年5月号の記事、
「オブジェクト指向導入の手引き 第7回 計測を通してオブジェクトを知る」
において、責任駆動とデータ中心アプローチでの計測結果が載っており、
それによると責任駆動設計法が全体に小さな値を示しています。方法論と
してはCRCとShlaer-Mellorとの比較です。
なお、引用文献は
"The Object-Oriented Brewery: A Comparison of Two Object-Oriented
Development Methods", Sharble, Cohen, ACM SEN, Vol.18, No.2"
とのことです。
XPでもCRCによる設計をしていることから責任駆動のアプローチに
近いと思われます。
ここで疑問に思ったことがあります。メソッド当たりのコード数は
小さければ小さい方がよいのでしょうか?
例えばメソッドに渡されるパラメータをチェックしたり返却値の妥当性を
チェックしたりする処理を加えると、あっというまに2桁のコード量になって
しまいます。
XPのように十分テストで検証されていれば、個々のメソッドでのエラー処理は
不要ということなのかもしれませんが・・・
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Toru Takahashi, TOSHIBA Corps. KOMUKAI Works
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