塚本です。Subject 変えさせて頂きました。
佃さんによるXPの解釈として
>>>>> "佃" == 佃 軍治 <tsukuda@....jp> writes:
>> 佃> 今開発すべきことだけを開発する。将来(次のイテレーションであ
>> 佃> っても)開発するであろうことには備えない。
というご意見に対し、私の感想として
>> 「今すべきことを今する」には賛成ですが「将来には備えない」ではなくて、
>> 「将来すれば済むことは将来する」だと思うのです。
と述べたところ、
佃> 「今すべきこと」の内容が異なりますね。
佃> 2つの違いを考えてみました。
というフォロー記事の中で以下の事例を示して頂きました。
佃> あるイテレーションが開発対象としているユースケースには組織と
佃> して事業所しか出現していない場合を考えます。
はい、私なりに考えてみます。
佃> (1)「将来には備えない」場合
佃> 「今すべきこと」として、組織関係のクラスとして事業所のみを抽
佃> 出します。
佃> (2)「将来すれば済むことは将来する」場合
佃> 「今すべきこと」として、組織関係のクラスとして、他のユースケ
佃> ースで必要になる部や課などのクラスを抽出すると共に、組織関係
佃> のクラス群にコンポジットパターンを適用します。
(2)の別解として、「事業所」「部」「課」は class 「組織」の role にする、
というのは「無し」ですか? 個人的には、それも「有り」かと思いました。
そうした訳で、私にとって
佃> 「将来すれば済むことは将来する」ことを判断することは難しく、
の部分には「なるほど、確かにそうですよね」なのですが、だからといって
佃> 判断するためには、結局開発対象のユースケースから抽出されたク
佃> ラスと関係がありそうなクラスを他のユースケースからすべてリス
佃> トアップするなどの作業を実施することになるのではないでしょう
佃> か。そのため、そのイテレーションで検討すべきことが多くなって
佃> しまい、検討内容が複雑になるのではないでしょうか。
というのが、絶対の真実とは限らない気がするのです。
佃> XPでは(1)のようにすることを主張していると私は解釈してい
佃> ますが、みなさんは如何でしょうか?
最初のメールで書いた通りXP をきちんとフォローしていないので、私個人に
はXPが(1)を示唆すると解釈するのが妥当かどうかは「わかりません」。
佃> そして、これに対する私の感想は、
佃> なんとなく(1)でいいような気がする、でも最初からわかりき
佃> っている部分では現実には「将来に備える」のだろう。
佃> です。
佃> ところで、「将来すれば済むことは将来する」は塚本さんの主張で
佃> しょうか、それとも塚本さんによるXPの解釈なのでしょうか?
紛らわしい書き方をしてすみませんでした。上記はXPの解釈ではなく主観です。
個人的には「将来に備えない」世界観に納得がいかず、XPを抜きにして私個人
が受容可能な世界観として「将来すれば済むことは将来する」を挙げました。
あくまでその範疇で私は「(1)で良いことも良くないこともある」と思います。
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Yoshihiro Tsukamoto