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Date:  Fri, 27 Apr 2001 10:44:40 +0900
From:  Akira Hirasawa <akira.hirasawa@....jp>
Subject:  [XP-jp:01851] Re: Kent Beck Seminar report
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200104270144.AA00507@....jp>
In-Reply-To:  <012801c0cd71$8c01a350$3701a8c0@FIRO>
References:  <012801c0cd71$8c01a350$3701a8c0@FIRO>
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平沢です。

>*RADとXPの違いは、という質問に対して
> RADはその日ぐらし、っぽい。作ったらおしまい、みたいな。
> XPはもう少し慎重で、持続を考えている。
> スパイラルは所詮ウォータフォールを短くしたもの、とも言ってました。

上の表現がちょっと気になりました。

RADもスパイラルもウォーターフォールもぜんぜんだめ、
ということのようですね。
(もっとも英語から日本語になるときにニュアンスが変わっているのでしょうか。)

私は、ウォーターフォールだって、確かに悪いところはありますが、
それなりに良いところもあると思っています。
システムが、それなりの規模だったり、それなりに複雑な場合、
最初に要求のヒアリング&分析の期間をたっぷり取る必要があると思いますし、
手戻り(=リファクタリング?)が少なくなるように
全体に関わる部分を早い段階で重点的に設計しておくのは
大事なことではないでしょうか。
(もちろん、「基本設計で終わり」ではなく、実装するべきだと思いますが。)

そういう観点からすると、最初から2週間のイテレーションを回す
という意味がよくわかりません。
「慎重で持続を考える」なら、最初はウォーターフォールっぽく
進めるべきではないでしょうか?

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平沢 章 (akira.hirasawa@....jp)
ウルシステムズ株式会社
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