こんにちは.石井です.
Ant歴一週間です^^;.
> 「Practice Ant - Antを利用した継続的インテグレーション」
普段の開発では, make を使っており,わかりにくい make を
やめてAnt に移行しようと思ったのですが,完全に移行すること
はできませんでした.
Ant の使い方ですが, make と同じように考えるとはまるようです.
Ant には Ant の得意分野が, make には make の得意分野が
あり,今のところ両方使うのが楽ではないか,というのが結論です.
(Ant について理解不足なのかもしれません)
うちの開発では,次のような種類のテストを make (実際には MS
の nmake)を使って実装しています.必要に応じてコンパイルした後
でテストが実行されます.
(以下のテストができるよう,Makefile と テストケースの main メソッド
を工夫しています).
a) あるディレクトリ以下すべてのテストケースを実行
c:\build> nmake test
b) あるディレクトリの Foo クラス のテストクラス FooTest のみを実行
c:\build> nmake Foo.test
c) FooTest のテストメソッド testFoo のみを実行
c:\build> nmake Foo.test TEST_METHOD=testFoo
d) FooTest のテストメソッド testFoo, testBar の2つだけを実行
c:\build> nmake Foo.test TEST_METHOD="testFoo testBar"
nmake ではなく Ant では, (a) のテストは, build.xml から一気に実行
できてよいのですが,(b) - (d) の特定のテストを実行する方法がどうして
もわかりませんでした.というか,できないのではないかと思ってます.
Ant の役割は,プロジェクト全体を扱うもの,たとえば,jar ファイルや
war ファイルを作成するとか,javadoc を作成するとかそういう場合には
非常に便利なのですが,個別の処理を扱うことが不得意なようです.
逆に,make の場合は上記のような特定のディレクトリに対する処理は
得意ですが,ディレクトリ階層が深い場合は難しくなります.
結論として,普段の個別のテストは make で,リリース時の配布ファイル
作成等は Ant で,というのが僕の意見なのですが,他に Ant を使って
いる人がいらっしゃいましたら,意見を聞かせてください.
では.