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Date:  Mon, 19 Feb 2001 01:39:07 +0900
From:  YAMADA Masaki <masaki@....jp>
Subject:  [XP-jp:01618] Re: XP  で再利用できますか?
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Cc:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <v04210a03b6b5a75d0bcb@[192.168.0.240]>
In-Reply-To:  <20010218141929910.AAA195@....jp@ginza>
References:  <v04210a01b6b5610e1d06@[192.168.0.240]> <20010218141929910.AAA195@....jp@ginza>
X-Mail-Count: 01618

山田@メタボリックスです。

At 23:40 +0900 01.2.18, Y.Terada wrote:
>以来,「アプリケーション開発」と「ライブラリ開発」という2種類の視点で見る
>ようにしています.その視点で XP を見たとき,「XP は完全にアプリケーション開
>発に焦点を絞った手法ではないだろうか」という感想を持ちました.
>
>XP 的な再利用の追求も良いけれど,Drop の ODG のような,最初から再利用を念頭
>においた開発,というものアリじゃないか,と思います.
>XP 的にはこういう考え方は受け入れられないものなのでしょうか?

上手さんや太田さんがおっしゃっているように、最初から再利用を念頭においても
それが実際に再利用されるときのニーズにあっているものになるかどうかという点で
かなりリスクを覚悟する必要があるだろう、ということじゃないかな。
(XPが前提とするように、変化が早く要件がよく確定していないようなドメインの場合)

目的がライブラリ開発の場合には、その要求はカスタマ側から来るわけで
(レベルが一つあがっているだけで)基本的にはアプリケーション開発と
変わらないと思います。

アプリケーション開発とそのためのライブラリ開発を同時にやるのは
一般的にリスクが高い、と。

まぁ何もXPを信仰する必要はないので、プロジェクトの状況やリスクの評価に
応じて他のメソドロジを入れたり、XPのプラクティスを取捨選択するのは
ぜんぜん構わないし、これからはそういうチャレンジとその成果が
公開されるようになれば、XP自身の広がりにもつながると期待しているのですが。

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