ホソカワです。
小野さん、メーリングリストのみなさん、今年もよろしくお願い致します。
On 01.1.6 05:55 AM, "ono@....jp" <ono@....jp> wrote:
> 小野です。「エプ入門」指摘について:
>
>>> Regarding [XP-jp:01411] japanese translation errata: part V;
>>> ono@....jp adds:
>
>> 第十二章から第十四章までの分を流します。
>
> 第十五章から第十六章までの分を流します。
ちょっと、コメントします。
> 番号:88-1
> 訳文:開発側で新たな方法を発見したんだ。
> 原文:"Development learned something. It needs help..."
> コメント:learn に特に肯定的な意味合いは無い。
> 試訳:開発側で、あることが判明して、これにうまく対処するには...
「Development learned something.」ですが、プラニングゲームでは、前向きな会話
が交わされることを強調したいのだと思います。ここでは、開発側がスケジュールを
守れなかったことを口にしないで、「開発側は、新しいことを学びました(いままで
考えていなかったことを発見しました)。それで、ビジネス側と相談したいんですが
…」と言う感じです。
> 番号:93-1
> 訳文:最初のイテレーションのストーリーは未完成ではあるが、システム内で最後
> まで(end-to-endで)実行されるようにならないといけない。
> 原文:The stories for the first iteration must result in a system that runs
> end-to-end, however embryonically.
> コメント:システム内でストーリーが動く、という話ではない。ストーリーを実装し
> た結果、一つの閉じた系=システムができあがる、という話。
> 試訳:最初のイテレーションのストーリー群が実装された結果、どれほど萌芽的なも
> のであれ、端から端までつながったシステムが動作しなくてはいけない。
「end-to-end」は、「端から端までつながった」よりは「最初から最後まで」がわか
りやすいと思います。
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Kaoru Hosokawa
khosokawa@....com