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Date:  Sat, 9 Dec 2000 00:15:25 +0900
From:  Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com>
Subject:  [XP-jp:01306] Re: Test First Programming  	でも、デバッグは必要ですね。
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <B65729D9.2F3A%khosokawa@....com>
In-Reply-To:  <20001203191725omura@....jp>
Posted:  Sat, 09 Dec 2000 00:14:18 +0900
X-Mail-Count: 01306

ホソカワ@遅いレスです。

on 00.12.3 7:17 PM, omura@....jp at omura@....jp wrote:

> おおむらです
> 
> テストとデバッグの議論、面白く拝見しています。
> 
> 思うところを書きます。
> 
> XPでは、すこし修正してはUnit Testをやって100%動くことを確認するから
> テストが失敗したときは、その「すこしした修正」のところに間違いがあると
> いうことが分かる、というのがありますね。ピンク本を読んでいて、この部分
> に、また強い印象を受けました。
> 

テストがパスした時の安心感がいいですね。

> そういう方法をとるので、テストは、「どこがおかしいか」を示すものでなくても
> 「なにかおかしいところがある」と警告してくれるもので十分に思います。
> 「なにが」ではなくて「なにか」です。
> 

「なにか」おかしいということは、例えば、「二つメソッドがあって、そのどちらか
にエラーが潜んでいるようだがどっちかわからない」ということですよね?わたしは、
ユニットテストにもっと期待をしているようです。すべてのメソッドにテストがあれ
ば、どこ(どのメソッド)がおかしいかわかるような気がします。

> デバッグするときは、print文を入れようがデバッガで追跡しようがなんでも
> 一番便利なものを使えばいいですよね。
> 
> 
> それから、横道にはいりますが...
> 
> Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com> wrote:
>> ホソカワです。
> 
>> そうですね。テストは「なにが間違っているか」を見つけるものだと思います。I本
>> でも、『Test First by 「Intension」』と言っています。
> 
> ホソカワさんは、これを、*意図していること*を最初にテストに書くというような意味
> で
> 引用されているように思うのですがどうでしょうか。
> 

はい、そうです。

> 私の読むところ、ピンク本での Programming by Intentionというのは、
> トップダウンでコードを作っていき、そのメソッド名がそこで何をしようとしているの
> か
> 自明であるようにする、ということ自体を指しているように思います。
> 

あたかもメソッドが存在しているようにプログラムするところがProgramming by
Intensionですね。

> セクションのタイトルも Test First, by Intention と、カンマをつけて
> テストの話と並列に by Intention を並べて、これがテストとは一応独立の話
> だと言っているように思います。111ページの冒頭の部分を読むとそう思います。
> 

なるほど、そうですね。「Test First and Program by Intension」と言っているの
でしょうか?

> Kent BeckのBest Practice Patternsでも、このことを何か別の言葉で
> 言っていたと思うのですが、さがしたけど本がみつからなくてギブアップしました。
> Compound Methodだったかなあ??
> 
> 
> 
-- 
Kaoru Hosokawa
khosokawa@....com