早稲田大学の太田です。
平鍋さん
> 私の最近の頭の中では,
>
> Meyer の表明
> "Built-in Test", "Test Inside Code", "Testing-in Strategy"
>
> XP の Unit Test
> "Built-out Test", "Test Outside Code", "Testing-out Strategy"
>
> など分類されています.このような分類で,テストを考えている他
> の文献等ありませんかね?
この分類は良いです。Aha効果でした(例を見ると更に)。この分類でテスト
を考えている文献は明確な形ではちょっと見たことがありません。ブラック
ボックス 対 ホワイトボックス、機能 対 構造というとは全く異なります
し。
あともうひとつ、
Meyerの表明
内部から見た一貫性の保証
XPのUnit Test
外部から見た一貫性の保証
というのもあるかもしれません。むむむ、これは平鍋さんの三つの分類に入っ
てしまっているかな。
記述としてはXPのUnit Testのほうが簡単かつ気軽に実行できるような気が
します。表明は厳密に考えていくと書くのが嫌になってきそうなので。以前、
java.io.BufferedInputStreamのコードを解析してこれをやろうとしたら発狂
しそうになりました(情けないですがこのレベルで)。
ともあれ、コードを書く前にこれだけのことを事前に記述できているという
ことは強力なことであると思います(自分は出来ているかな?)。
>あと,Meyer さんの過去の資料を見ていたら,
>
> "All you need is Code" ... bOOtles.
>
>というのがありました.これって XP 的ですね.Meyer さんのこの
>言葉の文脈は,ドキュメントとコードが近い位置にないとドキュメ
>ントがメンテできない,という話だったと思います.それで,文芸
>的プログラミングに継るのでした.
文芸的プログラミングは私も読んでみて面白いなと思ったのですが、なぜ流
行らないのでしょう。javadocなどがその一部といえるのでしょうか。
でも、XPのテストとセットの自己解説コードのほうが更に良いかも。いや、
絶対こっち(XP)の方が良いです。
早稲田大学大学院理工学研究科情報科学専攻M2 太田健一郎
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