矢崎です。
kouji Uedaさん wrote:
>
> 後、ペアプロで作業効率をあげるには、ペア同士のレベルが近くないと駄目だなぁ
> と感じてます。
私はきちんとペアプロやったことはないので想像で述べさせていただ
きます。
それなりのキャリアを持つプログラマ(というかエンジニア)は、やはり
自分なりのスタイルや哲学を持っていると思います。おそらくまったく
同じ考えの人っていうのはいないのではないでしょうか?
いいプログラミングの書き方いうものも、多分世の中には星の数ほどあ
ると思うのですが(玉も石も)、スタイル、哲学の違う2人の技術者が
1つのプログラムを書くのというのは、非常に難しいのじゃないかな
と感じたりしています(3人のほうがまだ簡単かもしれません)。
#とはいっても石井さんの投稿などを見ると、そうした心配は無用なの
かもしれませんが。もちろん、それは石井さんのご努力の賜物だと
思いますが。
ですから逆にいうと、レベルがまったく違う2人をつけたほうがいいと
いう考えもあるかもしれません。レベルが上の人にとっては人に教え
ながらやっているようで、自分1人でやったほうが早い、という感想も
わくかもしれませんが、上田さんがいみじくも述べられているように
>(でも結構冷静に(自分の作ったとこも含めて)プログラム全体を見ることが
> 出来るので、これはこれで良しです)
の効果って想像以上のものがあると思うのです。人に見られる、人
に説明できるようにする、という制約が、自分自身を客観的にし、仕事
の質をあげるのではないかと思います。もちろん下の人にとって
みれば、教育効果があるわけです。
同じレベルでやる場合には、最終的な判断者を前もってどちら
かに決めておく、という手もあるかもしれません。
つまり、AさんとBさんが、ほぼ同じスキルを持っているとして、
あるコードの部分で意見が対立し、結論が出そうにないとき
には、最終判断者(仮にAさん)がジャッジする。Bさんはそれ
について気にする必要はなくてたまたま今回はAさんがジャッジ
する役だったというだけです。(さらにいえば、そのコードは
次のペアに渡った以降は、その部分も含めてAさん、Bさん
の考えに関係なく変わっていく可能性があります)。
このように考えるのは邪道かもしれないし、本当はこんなこ
とを考えなくても、2人の関係から、自然と正しい方法が生ま
れ出てくるような形が望ましいのでしょうけれど。。。
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矢崎博英 firo@....jp