山根です。
XP未経験での発言で恐縮なのですが、
参加できそうなので、参加させて下さい。
> 森末です。
>
> Toru TAKAHASHIさんの<200010251440.XAA06032@....jp>から
> >賛否両論といった意見が下記URLに書かれていました。
> >http://k-kazuma.on.pascal.co.jp/SD/SD323.html
> >アナリストやコンサルタントな人々はこんな見方をしているようです。
> ># XPはこの記事で書かれているほどの高いスキルを開発者に要求している
> ># のかなぁ?
>
> 記事を読んで感じたのは、なんとなく思考が硬直化してそうだなあと
> いうのと、あまり深く読み込んで論評してなさそうだなあと感じました。
というよりは、「XPは、リーサルウエポンではない」
という事を伝えたい様に感じました。
> 私がXPに感じるところでは、今までの開発方法論の常識を疑問視して
> 効率と確実性を追求したところにXPのXPたるところがあると思って
> いるので、そういう意味で無理やりあてはめても、はまらなくて当然だ
> ろうなと思いました。
そうですよね。
XPは、従来の手法にたいするアンチテーゼだと思ってます。
ですので、将来的には、ジンテーゼたる別の手法が
生み出されると思ってますよ。
> 後者については、テスト仕様が不明確になりやすいということですが、
> テスト仕様を書くまではコーディングしないというスタイル、
> 100%テストに合格するまでは次に進めないというルール、
> 1日1回テストを繰り返すというスタイル
> から想像されるのは、日々成長し完成されていくテスト仕様で、特定の
> 誰かがテスト仕様として設計したものよりも抜けも網羅性も比較になら
> ないと思うのです。
抜けが無いという保証をするのは、新人君じゃ無理といいたかったんだと
思うのですが、ペアプログラミングの概念が抜けちゃってるんだと
思います。
> あと、実践例を増やしていかないと、本当のところを知ることはできない
> ので、がんばらないといけませんね。
これは、そうですね。
「XPでプロジェクト進めたい」って言ったらうちの上司はなんて言うんだろう。
「それって食べられる?」f(^_^;
以下、僕の感想ですが、
欠点の指摘については、
・XPだから不向きなもの
・オブジェクト指向に不向きなもの
・ウォーターフォールでも問題じゃんってもの
の区分けが明確にされていない気がしました。
DB云々の話しは、多分XPのみに言える話しではないでしょうし、
逆にXPで進めていくことによって、早期段階で、
テーブル構造の穴というのは見つかるように感じました。
DB関連のお話しは、XPの前提である「人は設計をミスる」
という前提を覆す論述がされない限り、
それを、XPの欠点というのは、ちと強引ではないかと思いました。
データ移行に関しても、リリースとカットインを混同しているように
思えます。
短期リリースを連続で行ったとしても、実際は、
ほぼ全ての機能を満たすだけのユースケースが実装されてから、
大抵はカットインするものと想像します。
#違ってたら、ごめんなさい。
カットインされた以降のデータ移行は確かにおっしゃられている通りでしょうが、
内部リリースであれば、データが破棄されても問題ない様に思えます。
#データ突っ込むテストケースは当然作られているはずですので・・・
プロジェクトメンバの技術能力に関する欠点は
筆者の意見と近いです。
ペアプログラミングでカバーできる点もあるでしょうが、
少なくともメンバの半数はある程度のスキルが
求められることになり、
従来のピラミッド構造のプロジェクトよりは、多くの
高スキルメンバを要する必要があると思いました。
テスト技術云々は、ちょっと破綻している気が・・・f(^_^;
ウォーターフォールであっても、機能の単体試験は、
大抵設計者が記述しますよね。
XPだけに限った問題じゃないですよね。
システムテストなんかも、もぅこのレベルの試験は、大抵品質管理部から、
応援を頼むとか、顧客が書くとか、プロジェクトの全体統括者とかが、
記述するのでしょうから、この辺のお話しもXPに限らないと思います。
山根英次(Eiji Yamane)
E-Mail:e-yamane@....com
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