矢崎です。
Yuji Yamanoさん wrote:
> こんにちは。遅いリプライですみません。
>
> firo <firo@....jp> writes:
>
> > > 今の所、私には皆さんのやられているものについて、全体像がよく見えず、
> > > 何が部品なのかも良くわかりません。
> > > #マップらしきものがないようですね。
> > >
> >
> > あくまでも私の考えですが、上記マップにあたるのは、XPでは
> > メタファーなんでしょうね、きっと。
>
> 勉強不足で申し訳ないのですが、マップというのはどのようなものですか?
>
マップというのは、XPの用語とかではなく、長谷川さんが、システム
の全体像を表現するもの、という意味でマップという用語を使われた
のだと解釈しています。
#ちがっていたら、ご指摘お願いします>長谷川さん
ですから、システムを構成する要素やそれらの間の関係を
表現したものになるのではないでしょうか。それらを表現することで、
各要素が全体の中でどういう役割をもっているかを表現でき、かつ、
全員のコンセンサスを得ることができます。そこから何を部品にする
かといったようなことも議論もできるようになるのではないかと、、、
システムを構成する要素とは、プログラムとデータが中心だと思い
ますが、他にもあるのでしょうか?(ハードまで表す必要があれば、
それらも含みますね?)
また、少し動きを表現したければ、そうした表現もマップとして表現
してよいかと思います。
さらに、概要レベルのマップもあれば、詳細レベルのマップもある、
ということではないでしょうか?
表現方法としては、UMLなどを使うことができると思います。クラス図、
シーケンス図、配置図等々。。。
#以上が、マップについての矢崎の解釈です。
RUP等、おおかたの方法論では、開発の最初のほうで、モデリングを
します。対してXPでは、あまりモデリングというものが前面に出てきませ
ん。XPでは、
・メタファー
・対話
・ストーリ
・CRCセッション
・テスト
・コード
などで、* 設計 * を行うのですが、上記の中で全体像を捕捉する
ものは、(消去法的に言って)メタファーになるのかな、と考えた次第で
す。
しかし、メタファーで、UMLで書くようなレベルで厳密なマップを書ける
のか、あるいは、書くべきかは疑問の残るところです。
やっぱ、変化を抱擁するわけだから、厳密なマップを書くというのが
XPからしてみれば無駄なこと、ということなのかもしれません。
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矢崎博英 firo@....jp