矢崎です。
Kenji Hiranabe さんwrote:
>
> > またFowlerファンの私としては、彼がXPな人
> > であることがわかってから、彼の本を読み返す
> > と、それまでは見えなかった彼の本質みたいな
> > ものが見えてきて非常におもしろいです。特にUML
> > DistilledはRUPベースで読んだときと、XPベース
> > で読んだときでは、その印象がガラリと変わりま
> > した。いずれその辺の話も投稿したいと思います。
>
> なるほど.それは私も思っていました.バックグラウンドによって
> 1つの素材でも色んな印象を持つものですね.
>
まあ、例えばこれは単に私の読み方が足りなかったと
いえばそうなんですが、
羽生田氏訳本の「UML Distilled」(邦題:UMLモデリングのエッセンス)
の139ページには、次のような文があります。
「これを実行するのに協調して働くいくつかのメソッドが存在します。
これを示す図を描くこともできますが、わざわざ描くこともないでしょう。
私がメソッドを分解する際にとる方法は、あらかじめ設計において考え
るというよりもリファクタリング(25ページ参照)にもとづくことが多いよう
に思います。」
つまりは、シーケンス図を描くよりもリファクタリング(つまりはコード)に
基づくことが多いってことですよね、これ?
また、同書12ページから13ページにかけて、儀式という言葉がでて
きますが、これはどうやら儀式の多いプロジェクトとはドキュメントの
多いプロジェクトということを暗に含んでいるようだと今は解釈していま
す。彼は儀式を最小限にとどめようと常に努力している。つまりドキュ
メントの作成を最小限にし、コードの作成をメインに考えると言っている
のだと読むのは深読みしすぎ?
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矢崎 博英 <firo@....jp>