JUnit 実践講座
JUnit 実践講座
はじめに
ここでは, JUnit ついて僕が普段使っているテクニックやコーディングスタイルについてまとめていきたいと思います.読者としては,ある程度 JUnit を使いこなせる方を想定しています.
僕が仕事で JUnit を使い始めて 1 年半以上になります.つい先日まで行っていた開発プロジェクトでは,テストメソッドの数は 2000 程度,TestCase のクラス数は 2,3 百個という規模になりました.それぐらいの規模になれば,JUnit でコーディングする際に何らかの指針が必要になります.その開発プロジェクトでは,何度もプログラミングスタイルを変え,どういうスタイルが JUnit のコードをメンテナンスしやすいか,ということを考えてきました.そういったことをまず プログラミングスタイルガイド と シナリオベースのテストケースの書き方 にまとめたいと思います.
また, JUnit は assertEquals メソッドを使って予想される値と実際の値を比較してテスト行うのが基本です.しかし,標準の assertEquals が出力するエラーメッセージを見ただけでは,なかなか原因が分かりません.オブジェクトの文字列表現を活用しよう では,どうすれば簡単でわかりやすく assertEquals を使いこなすことができるかを解説します.
その他,細かいことは随時 Tips 集に追加していくことにします.
目次
- プログラミングスタイルガイド
- シナリオベースのテストケースの書き方
- オブジェクトの文字列表現を活用しよう
- GNU Make を使った開発環境の構築
- Converterを使ったJUnitプログラミング ― 2003/11/05
- Tips集 ― 2003/11/05