Eclipse ― Quick JUnit プラグイン
Eclipse ― Quick JUnit プラグイン
Quick JUnitは,JUnitの起動およびテストコードと実装コード間のエディタ切り替えを簡単に行うためのプラグインです.Eclipse 2.1.1 での動作を確認しています.
ダウンロード
※ ver 0.0.4からPDE JUnitに関する機能をQuick PDE JUnitとして分離しました.プラグイン開発でJUnitを使わない方はQuick JUnitだけインストールしてください.
Quick JUnit
バージョン 公開日 ダウンロード 説明 0.0.4 2003/12/23 junit.extensions.eclipse.quick_0.0.4.zip
Readme.txt 0.0.2 2003/11/24 junit.extensions.eclipse.quick_0.0.2.zip -
Quick PDE JUnit
バージョン 公開日 ダウンロード 説明 0.0.4 2003/12/23 junit.extensions.eclipse.quick.pde_0.0.4.zip -
使い方
Quick JUnitは,次のコマンドからなります.
コマンド名 説明 テスティングペアを開く テストコードと実装コード間のエディタを切り替える JUnit テスト 選択項目をJUnitで起動する JUnit デバッグ 選択項目をJUnitでデバッグする JUnit Plug-in テスト 選択項目をPDE JUnitで起動する JUnit Plug-in デバッグ 選択項目をPDE JUnitでデバッグする
PDE JUnitとはプラグイン開発用のJUnitのことです(こちらから取得可能).このプラグインがインストールされていなければ,最後の2つのコマンドを実行することはできません.
これらのコマンドは「Quick JUnit」サブメニューから起動することができます.
- Javaエディタがアクティブ時の「編集」―「Quick JUnit」メニュー
- Javaエディタでの「Quick JUnit」ポップアップメニュー
- パッケージエクスプローラでの「Quick JUnit」ポップアップメニュー
- アウトラインビューでの「Quick JUnit」ポップアップメニュー
また,「テスティングペアを開く」コマンドにはショートカットキー「Ctrl+F9」が割り当てられています.実際には「Ctrl+F9」で切り替えるほうが便利です.
テスティングペアについて
「テスティングペア」とは,実装コードに対するテストコード,テストコードに対する実装コードのことを意味します(というか,僕が勝手に命名しました^^;
).例えば,Foo.javaファイルを編集中にFooTest.javaを開きたい場合,「テスティングペアを開く」コマンドを実行すればすぐに切り替えられますし,もとのFoo.javaエディタに戻りたい場合も「テスティングペアを開く」コマンドを実行すればいいのです(テストコードが別プロジェクトにあってもかまいません).
一般にテストコードのネーミングルールは人によって異なるでしょう.例えば,FooクラスのテストはTestFooに書いたり,テストコードはすべてtestパッケージ以下に入れる方も多いと思います.そのため,Quick JUnit設定ページでテストケースのネーミングルールが指定できるようになっています.「ウィンドウ」―「設定」メニューで「設定」ダイアログを開き,左にあるツリーで「Java」―「Quick JUnit」項目を選択してください.
上記の設定では2つのネーミングルールが設定されており,最初のものだけが有効になっています.変数${package}
は実装コードのパッケージ名,${type}
は実装コードの(パッケージ名を除いた)クラス名を表します.いくつかネーミングルールの例を書いておきます.
ネーミングルール 実装クラスの例 テストケース ${package}.${type}Test
com.foo.Foo
com.foo.FooTest
Foo
FooTest
test.${package}.${type}PDETest
com.foo.Foo
test.com.foo.FooPDETest
Foo
test.FooPDETest
好みに合わせてネーミングルールを設定してください.
ネーミングルールが複数指定されていた場合など,複数のテスティングペアが存在するときがあります.そのときは,次のようなポップアップが表示されますのでそこから選択していただければOKです.
更新履歴
- ver 0.0.4 ― 2003/12/23
- 公開 ― 2003/11/24