Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Sun, 15 May 2005 00:08:12 +0900
From:  "SEINO HIROYUKI" <hseino@....jp>
Subject:  [modeling-dojo:00396] Re: 32番リベンジモデル公開
To:  <modeling-dojo@....jp>
Message-Id:  <200505141508.j4EF8DPX012873@....jp>
In-Reply-To:  <20050514105611429.BINP.8089.t-mta1.odn.ne.jp@....jp>
X-Mail-Count: 00396

清野です。

> 立見@皆さんのパワーに圧倒

なんだか無駄に場を混乱させたようで心苦しいかぎりです。
不快に思われた方がおられましたらすみませんでした。


>児玉さん
> >  できたモデルに対して,どこがこのビジネスの問題なのかって聞け
> > るぐらいに書けるといいなって思っています

>立見さん
> 実務では余計なところこそが、その企業の強みになっていたりして
> 面白いんですね。

ここの部分に大変共感いたします。
業務システムに関わるにあたっては、面白いと感じられるぐらいに
業務を消化しきれると、結果も良いものになると感じています。


> ■預かり−品物の間が1対多。返却−品物の間が0.1対1のところ。

「返却、品物」の結合度については私も悩みました。
結合度の議論もさることながら、この裏にはもっと本質的な問題がありそうです。
「概念モデルとは何か?」という奥の深い問題だと思います。
#単なる表記方法の理解不足など、勘違いがあればご指摘ください。


実際の世界では、品物が一点づつ返却されることだけではないと思います。
「1回の預かりで受け取った複数の品物を同時に返却する」、
「複数の預かりで別々に受け取った複数の品物を同時に返却する」、
など様々なパターンがありそうです。
「現実世界」を忠実に表現すると、返却は複数の品物を持つ
1(返却)対多(品物)の構造となります。

ところが、実際のシステム運用の場面では、
「個別の品物(預かり伝票など)に返却の印をつけるだけにしたい」、
という要求だったとします。
(要求に依存しますので、1対1となるように勝手に設定します。)
「システム」では1(品物)対1(返却)の構造となります。
#SadManさんのご指摘の通りで、単なる状態の変更ですね。

つまり、「現実世界」と「システム」で乖離が発生することになります。

「概念モデル」では「現実世界」と「システム」のどちらを表現すべきでしょうか?


「クラス図」というモデルを使って表現する以上、
「現実世界」を抽象化しているのだと思います。
この抽象化の程度をどこにおくかの違いで、
モデリングの目的は何か?ということに依存するということでしょうか。
−−
清野