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Date:  Mon, 31 Jan 2005 20:59:51 +0900
From:  "shoji-yamamoto" <shoji-yamamoto-v@....jp>
Subject:  [modeling-dojo:00044] Re: 黒帯稽古の投稿をさせて頂きます
To:  <modeling-dojo@....jp>
Message-Id:  <FAEOJGLKEBOAMBEALPLNKEGDCAAA.shoji-yamamoto-v@....jp>
In-Reply-To:  <200501310500.AA04824@....jp>
X-Mail-Count: 00044

こんにちは,(株)菱友システムズ 山本です。

児玉さん,

 早速のお返事&アドバイスをありがとうございます。
児玉さん,みなさんからのお返事がいただけて,うれしく思います。

>    > そこで,「第6回モデリング道場 黒帯稽古 『酸っぱいブドウの論理』と
>    >『甘いレモンの論理』」という課題がアップされており,少々モデルを
>    >作らせて頂きましたので,これを機会に入門させて頂き,
>    >モデルを投稿させて頂きたいと思います。
>    > 今回,モデリング道場を拝見させて頂きますと,話題が次の
>    >「モデリングコンテスト」へ移ろうとしており,大変恐縮なんですが,
>    >いろいろなアドバイスなど頂ければうれしく思います。
>    > どうぞよろしくお願いします。
>
>  この課題,HPからは外されたんですかね。今は見ることはできません。
> もう,話題を変えようとしているんでしょうね。もうすぐ打ち切りの指
> 令が出るかもしれませんので,急いで返事をさせていただきます。

 みなさん,この課題をもう一度取り上げて下さって,ありがとうございます。
話題が変わりそうなので,急いで,オブジェクト図を書いてみました。

>  前に,回答が提出されていましたが,課題がなんだか分からなかった
> ので何も言いませんでした。山本さんから別便で教えてもらって,やっ
> と分かりました。すごい問題を考えるもんですね。
>  「正答」例もすでに定時されているかもしれませんが,とりあえず,
> 私の考えを書いておきます。
>
>  これからのモデリングコンテストに向けても参考になるかもしれませ
> んし。
>
>  モデルって,何らかの問題意識がないと書けませんよね。単に「やわ
> らかい冷たいお菓子」のモデルを書けって言われても,役に立つモデル
> を作りたい場合には困りますよね(^_*)。
>
>  この課題の目的は,「合理化のメカニズムを書きたい」ということだ
> と理解しました。まさに,心理屋の私むけの課題です。

 −長いメールになりそうですので,クラス図は省略させて頂きました。−

>  [動的]だとガードです。汎化関連に対するステレオタイプとして《動的》
> と書きます。

 すみません。。
表記法の問題ですよね。。気を付けます。

>  ブドウやレモンといったインスタンスがそのまま出てくるモデルでなく
> てよかったです。与えられたインスタンスを基に概念(型)を発見したり
> 発明したりするのがモデリングだと思っているので。
>
>  このモデルでは,行為に伴う心理状態の変化を書こうとしていますね。
> ただ,「達成」と「断念」が「心理状態」にどう関わっているのかが分か
> りませんので,関連名を入れてくれませんか。
>

 達成−−−心理状態には,満足する
 断念−−−心理状態には,悔やむ

 と言ったような,名前をつけてみました。

>  「望む」,「障害」,「拒絶」(のうち「望む」は「目的」などの名詞
> にしましょう)の関連が未整理です。「目的」「行為」「障害」はもう少
> しきれいに整理できそうです。
>  「障害」と「拒絶」あるいは「断念」は1,2の概念にまとまりそうか
> な。
>
>  これらに対応するように,ブドウとレモンの例でオブジェクト図を書い
> てみませんか。

 私が投稿させていただいた,初めのモデルとは,
少し変わってしまいそうなんですが,オブジェクト図です。


1.「キツネの理想」:オブジェクト図

 ぶどう:目的−−−−甘い:信念
    |        |
   とる:行為     |
    |        |
  取れた:達成     |
    |        |
 満足:心理状態−−−−−−


2.「キツネの現実」:オブジェクト図

   −−−−−−−−−−−−甘い:信念
   |             |
 ぶどう:目的−−−−−−−   |
   |         |   |
   |         |   |
 とる:行為−−−高い:障害   |
   |             |
   |             |
 取れない:断念         |
   |             |
   |             |
 不満:心理状態−−−−−−−−−−


3.「現実に対するキツネの解釈」:オブジェクト図

   −−−−−−−−−すっぱい:信念
   |             |
 ぶどう:目的−−−−−−−   |
   |         |   |
   |         |   |
 とる:行為−−−高い:障害   |
   |             |
   |             |
 取れない:断念         |
   |             |
   |             |
 満足:心理状態−−−−−−−−−−


 れもん:目的−−−−甘い:信念
    |        |
   とる:行為     |
    |        |
  取れた:達成     |
    |        |
 満足:心理状態−−−−−−


 「信念」というクラスを「目的」に対して関連させてみました。
信念クラスには,「甘いと思い込む」,「すっぱいと思い込む」など,キツネの
目的に対する信念を表したいと思っています。
 この事で,クラス図の変更が少し発生しそうですね。

>  ま,時間がないので,回答めいたことを言ってしまいますが,「合理化」
> のモデルとしては,フェスティンガーという人が「認知的不協和理論」と
> いうモデルを1957年に出していて,大体これでいいのではないかと私は思
> っています。
>  これを一言で,かつ児玉的に言ってしまえば,心理的な協和を求めて,
> 人は,認知を変えるということです。
>  UFOがX月X日に降りてくると大々的に宣伝していた団体が,その日に降
> りてこなかったという事実を突きつけられて,その団体のメンバーはどの
> ような行動を取ったか,なんて心理学の授業で教わりませんでしたか。

 UFOのお話しは,初めて聞いたシナリオでした。
 きっと,この団体のメンバーは「大々的に宣伝してしまったから,UFOは降りて
来なかったのだ」などと言って,周りのせいにしたのでしょうか。
あくまでも,自分たちは正しいとして。

> #この話で,あるインスタンスを思い浮かべませんでしたか。

 。。これは。。

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山本尚史
(株)菱友システムズ 京滋支社  shouji_yamamoto@....jp
    児玉流メール道 2代目当主