Date:  Wed, 11 May 2005 13:41:43 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2005-16号】

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                          No.91 2005/05/11

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┣【Topics】オブジェクト倶楽部イベント開催!
┣【Topics】JUDEを使ったモデリングセミナーを定期開催!
┣【PM】プロジェクトマネジメント入門[23]
┣【キーワード】知ってるようで分からないビジネスワード勉強会[18]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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  〇  オブジェクト倶楽部イベント開催!
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早くも開催4回目となるイベントのお知らせです。今回のテーマは『プロジェク
ト・ファシリテーション〜「ものづくり」から「チームづくり」へ〜』。著名
人の講演、ワークショップ、ライトニングトークスと、今回も盛りだくさんで
企画中です。詳細は順次公開中です。申し込みは、もうしばらくお待ちくださ
い。

詳細はこちら:http://www.ObjectClub.jp/event/2005summer/

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
  〇  JUDEを使ったモデリングセミナーを定期開催!
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5月末からJUDEを使ったモデリングセミナーを定期開催します。セミナーでは多
くのモデリング実習を組み込むことで、受講者の方にUMLの基礎やモデリングの
手順などを現場へ持ち帰ってもらいます。
また、モデリングツールにはJUDE/Professional(有償版)を使用する為、この
機会に体験してみては如何でしょうか。JUDEとセミナーのセット価格などその
他特典も設けています。

●セミナーHP  :http://po2d.esm.co.jp/
●セミナー概要:http://po2d.esm.co.jp/po2d_leaf.pdf

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┗【PM】プロジェクトマネジメント入門[23]

今年のゴールデンウィークは、カレンダーに恵まれて10連休となった方も多い
と思います。筆者の会社も通常の営業日だった5月2日と6日を休暇奨励日と位置
付けて年休を取得させ10連休とさせて頂きました。筆者も都合で出社した日は
ありましたが、久々の長期休暇を頂きました。だからではないのですが、メル
マガの執筆を失念し、発行間際に書く羽目となり、今回は、本題とは少々異な
りますが、弊社が進めているヒューマンリソース(弊社技術者とパートナー様)
を育成する目的で進めていることについてお話しさせて頂きます。

弊社では、弊社技術者とパートナー様に対して技術セミナーを開催しておりま
す。このセミナー内容は、弊社が社外のお客様に提供している「PO2D」と
いうコンサル・教育体系のセミナー部分でオブジェクト指向技術などの基礎セ
ミナーから分析・設計技術の習得やアジャイルプロセスの適用を目的としたセ
ミナーまで用意させています。

このセミナーをはじめて1年以上経つのですが、育成効果が出ているのか不安に
なってきてしまいました。この不安には、

(1) 対象者が技術レベルにあったセミナーを受講できているのか
(2) セミナーで受けた内容が業務に役立っているのか
(3) 対象者の保有技術の偏りや、明確に欠落している技術がないか
(4) 対象者全体を見て、保有技術のレベルはどうなのか。前年よりあがってい
    るのか

などがあります。

そこで、あるベンダー様の協力を頂き、「人材情報システム(仮称)」の導入
を検討しています。このベンダー様の「人材情報システム(仮称)」は、機能
が豊富で、経済産業省が策定する「ITスキル標準(ITSS)」でのスキル
診断や、目標管理MBO(Management By Objectives and self control)など
を揃えています。弊社では、第1ステップとして「業務経歴」、「取得資格」、
「教育履歴」、「保有技術」に関して、このシステムを使用してデータベース
化する予定です。

このデータベースと対象者のキャリアプランを考慮し、スキルアッププランを
立てていくことを目論んでいます。現在、どのような情報が必要かの洗い出し
を行っており、秋口に稼動を目指しております。

読者の皆さんのところでも、人材教育は大きな課題となっていると思います。
このような取り組みもしくは、これとは違ったユニークな取り組みをされてい
る事例があればお教え頂ければ幸いです。(事務局長)
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┗【キーワード】知ってるようで分からないビジネスワード勉強会[18]
               「Push-to-Talk」
 
こんにちは、hiroshiです。今回は「Push-To-Talk」についてご紹介します。

「Push-To-Talk」とはいったいなんでしょうか。この言葉を直訳すると「押し
て話す」という意味になりますが、これはトランシーバなどの無線機の通話方
法のことを指しています。無線機では、話すときは送信ボタンを押す必要があ
るのでこう呼ばれています。Push-to-Talkでは、自分がしゃべっている間は通
信相手を受信できなくなることから、電話のように話しながら聴く(つまり自
分も相手も同時にしゃべる)ことはできません。ただし、電話が原則1対1の通
話しかできないのに対し、Push-to-Talkは1対N(多数)の通話が可能で、複数
の相手に対して同時に音声を伝えることができます。

そして今、携帯電話の世界でPush-to-Talkを実現する技術の実用化が始まろう
としています(米国ではすでに始まっていて、ユーザー数はすでに1000万人を
越えています)。これは正式にはPush-to-Talk over Cellularという名称で、
略してPoC(ポック)と呼ばれています。ちなみに、Push-to-Talkは米国の携帯
電話会社ネクステル・コミュニケーションズ社の商標になっているので、OMA
(Open mobile Alliance:モバイルサービスの標準化団体)ではPoCという言葉
を使うようにしています。

ここまで読んだ方は、今までトランシーバとしてあったサービスがなぜ携帯に?
と思っているのではないでしょうか。PoCのメリットとは何なのでしょうか。そ
れは、複数同時に話せることだけでなく、通話料を大幅に安く設定できるとい
うことにあります。米国では通話料の定額制まで採用されているようです。

なぜ通話料を安く出来るのでしょうか。それはPoCの仕組みを考えてみると分か
ります。PoCでは、電話回線を使って音声をやりとりしているのではなく、第3
世代携帯電話の特長である高速パケット通信網にVoIP技術を導入することで
Push-to-Talkスタイルの通話を実現しています。パケットの定額制を通話に展
開しているようなものでしょうか。

ただし、携帯電話のパケット通信環境をそのままVoIP化しても、音声データが
相手に届くまでの時間的な遅れや、時間帯による環境の変動が大きいため、音
切れが頻繁に起きてしまいます。また、今誰が話せるかを示す話者権の通知も
遅れるなど、スムーズな音声のやりとりを実現するにはいろいろな課題を解決
しなければいけません。最近では徐々に技術的な問題は解決されてきています。

それでは、将来どのようなサービスに適応できるのでしょうか。既にサービス
が始まっている米国では以下のようなサービスへ適応しているようです。

・SFAへの利用
社内オペレーターから外回りの営業マンたちにと一斉連絡して、手が空いてい
る営業マンが直ちに対応するといったSFAに利用

・無線タクシーへ利用
運転手はPoC対応の携帯電話を1台持つだけですべての連絡を取り合えるように
なるので、わざわざ業務無線の必要がなくなる
 
PoCは米国でサービスが開始された新しいサービスです。今後日本でどのように
展開されるのかは全くの未知数です。今後受け入れられるのを期待しつつ、サー
ビスを考えてみては如何でしょうか。(hiroshi)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「スクリプト言語使ってますか?」のホントのところ。オブジェクト倶
楽部スタッフ内で、スクリプト言語熱が密かに高まりつつあります。巷のスク
リプト熱はどんな感じなんでしょうか。スクリプト言語、使ってます?

  Ruby を使ってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=0
  Python を使ってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=1
  Perl を使ってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=2
  上記以外のスクリプト言語を使ってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=3
  触ったことはあります。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=4
  興味はあるかな。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=5
  全く興味なし。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=6
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=58&choice=7
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「ゴールデンウィーク何日お休みですか?」の結果は公開中。是非
ご覧下さい。
⇒http://www.objectclub.jp/special/kininaru/vol57/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。オブジェクト倶楽部カレンダー」6月の電子データを
公開します。6月の テーマは「業界サバイバル係数」。昨年の納涼イベントで
実施した、オブジェクト指向技術者の性質診断です。
今回のイベントも、参加者のみなさんに、より満足していただけるよう、連休
明けに、いきなりフルスロットルで頑張ってます。ご期待ください。
ダウンロードはこちら。http://www.ObjectClub.jp/special/#calendar
 
今週の強引な一言
*** 5月は子供の日で酒が飲めるぞ(岡本圭司)***
5月も飲んじゃいますか?飲んで5月病を吹き飛ばし、仕事に打ち込んでくださ
いね。
(さとみ)

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● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は   ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋  健児
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