Date:  Wed, 06 Apr 2005 12:30:00 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2005-12号】

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
       ┃                         ■┃
      ●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部   ■ ┃
       ┃                       ■  ┃
       ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━┛
                          No.87 2005/04/06

■ I N D E X
┃
┣【Topics】モデリングコンテスト 投票受付中!
┣【Topics】お試しセミナー受講者募集 『リーンソフトウェア開発の基礎知識』
┣【PF】朝会ガイド[6]
┣【PM】プロジェクトマネジメント入門[22]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇  モデリングコンテスト 投票受付中!
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

現在、決勝の投票を受付中です。応募作品の中から選ばれた8つの作品を見比べ
て、よいと思うモデルを選んでください。投票締切は4月11日(月) 23時59分。
こちらから投票してください。
http://www.ObjectClub.jp/community/modeling/contest2_vote 

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇  お試しセミナー受講者募集 『リーンソフトウェア開発の基礎知識』
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・

アジャイル開発プロセスのひとつである「リーンソフトウェア開発」のエッセ
ンスをお届けする2時間です。「アジャイル開発プロセスを導入したいけど、上
司を説得するのが大変」などと思っていらっしゃる方、新たな説得の道が見つ
かると思います。毎度のごとく、セミナー終了後のお楽しみ時間もあります。
http://po2d.esm.co.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1 s t ■━
■
┗【PF】朝会ガイド[6]

これまで、朝会の基本を書いてきましたが、さまざまなチームがさまざまに朝
会を拡張しています。
今回は、朝会の拡張例(発展形)をいくつか紹介します。

・司会者持ち回り
司会者は、リーダーが務めるのが一般的です。しかし、マンネリ防止、後進の
教育、また、「気づき」を得るために、持ち回りで司会者を担当するというア
イディアもあります。司会者という役割をやってみることによって、普段その
立場にいない人は多くのことに気づくことができます。また、リーダー(とい
う役割)に対する理解も深まり、リーダーに協力的になってくれることもあり
ます。

・夕会
夕方に「夕会」を行うチームもあります。日に2回、全体ミーティングを行うこ
とになります。あるチームは、夕会にてバーンダウンチャートを更新し、一日
のまとめと仕事の終わりを宣言しています。これによって、翌朝の朝会では
「今日やること」にフォーカスすることができ、朝会のブート時間が短くなり
ます。
別のチームは、時間を決めた夕会にて、朝会でコミットした「今日やること」
の進捗報告と問題点の抽出をし、「夕会」以降にやる残りの作業について確認
しています。夕会を定例化することで、午後仕事でヒートアップした頭を全員
でクールダウンでき、だらだらと残業に流れ込むことを避け、仕事にリハリを
つけることができます。一人ひとりの報告が多くなり、朝会が長くなりすぎる
場合、また作業が終わったかどうか分からないで状態で残業がふえている場合
などは、夕会を検討してみるのがよいかもしれません。
同様に、「昼会」(ランチミーティング)を行うチームもあります。ただし、
あまり同じチームメンバーが顔を合わせていると窮屈になる場合もあります。
定例は、一日に2回が限度でしょう。

・終業メール
あるチームでは、各自が帰るときに、その日の進捗をそのプロジェクトメーリン
グリストにメールします。このメールに、翌日の朝会で自分が言う内容を記入
します。翌日の朝会では、各自の進捗報告を1つにまとめて紙に打ち出したもの
(当番の人行う)を全員が手に持って報告を行います。
この手法で、翌日の朝会の時間を短縮することができます。また、上位マネジ
メントに対して進捗状況を毎日報告しなければならないプロジェクトにおいて、
リーダーが 報告資料を作りやすくなる利点もあります。(平鍋)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M001-5&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M001-5&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M001-5&choice=2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2 n d ■━
■
┗【PM】プロジェクトマネジメント入門[22]

前回に引き続き、プロジェクトを実施する組織である「プロジェクト中心型組
織」の運営上の長所についてお話しをします。

前回は、「プロジェクト中心型組織」の問題点について考えてみましたが、当
然、いい点もあります。筆者が考えるいい点として「スピード」があげられま
す。

最近のソフトウェアを取り巻く環境は、小規模、短納期、高機能になっていま
す。数名のチームで開発期間3ヶ月間といったプロジェクトが殆どです。このた
め、半年後にはどのようなプロジェクトが幾つ動いているかなど全く見えない
状況です。効率よくリソースを稼動させるためには、営業部門からいつとも落
ちてくる案件に対して何時でも、すぐに対応できる開発体制としなければなり
ません。

このために絶えず営業情報を入手しながら想定した開発が開始されることを前
提に各種調整をします。このときに重要なのは、やはりリソース状況の把握と
すばやいアサインメントです。

弊社の場合、このような営業情報とリソースの状況把握、そしてアサインメン
トは、プロジェクト推進室が行い、商談状況が変わるたびに各種調整を行って
います。

いままでの「機能中心型組織」などではそれぞれがリソースに関する権限が与
えられていたため、その調整に多くのエネルギーと時間を使っていました。

このことから、一つ目のいいところとしてプロジェクトの立ち上がりさと考え
ています。

その他のいいところとして、プロジェクト実施に伴う権限をプロジェクトマネー
ジャに与えられているので、何かプロジェクト上で問題があったときの対応が
早いと考えています。これは、「プロジェクト中心型組織」の組織構造が単純
ということも寄与していると思います。

このようなことから、ソフトウェア開発プロジェクトから見た場合、この「プ
ロジェクト中心型組織」は、中小規模のシステムを短期間で開発するプロジェ
クトが多いところには適していると思います。(事務局長)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-21&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-21&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-21&choice=2
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3 r d ■━
■
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「朝会してますか?」のホントのところ。毎週お届けしている平鍋の記
事、プロジェクトファシリテーション、朝会ガイド。みなさんからの反響も大
きくて嬉しい限りです。プロジェクトファシリテーションに関しては、こちら
をご覧下さい。http://www.ObjectClub.jp/community/pf/
さて、みなさんは実際、朝会してますか?

  もちろん毎日やってます!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=0
  朝会の代わりに夕会やってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=1
  たまにやってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=2
  今後やろうと思ってます!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=3
  やたいんだけど、出来ません。。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=4
  朝会なんて、やる意味ないでしょ。。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=5
  朝会ってなんですか?。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=6
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=54&choice=7
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前々号「4月1日は何の日だか知っていますか?」の結果は公開中。是非
ご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol53/PlonePopoll_results2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
■
┗編集後記

こんちには、編集人です。桜もチラホラ咲き出しましたね。みなさん、週末は
こぞってお花見されるのでしょうか。公園の桜も、皆さんの夢や希望も、満開
になるといいですね。

さて、オブジェクト倶楽部カレンダー」5月の電子データを公開します。5月の
テーマは「インタラクティブ プレゼンテーション パターンズ(略してイプパタ)」
です。「よいプレゼンテーション」、「客を巻込むプレゼンテーション」の技
をパターン化しました。
ダウンロードはこちら。http://www.ObjectClub.jp/special/#calendar
イプパタの詳細はこちら。http://www.ObjectClub.jp/technicaldoc/pattern/ 

今週の強引な一言
*** 4月は花見で酒が飲めるぞ(岡本圭司)***
4月も飲んじゃいますか?どうせ飲むならチームワークを深めてみましょう。互
いの問題点を解決しあってはどうですか?
(さとみ)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は   ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋  健児
Copyright (c)2003-2005 オブジェクト倶楽部. All Rights Reserved.
powered by Eiwa System Management, Inc.