Date:  Wed, 10 Dec 2008 17:23:19 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-47号】
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                          No.263 2008/12/10

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┣【Topics】「オブラブ忘年会 〜ふりかえり2008〜」終了しました
┣【特集】ふりかえり2008のふりかえり
┣【コラム】三色マーキング読書法 [3] −ナンバリング
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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 〇 「オブラブ忘年会 〜ふりかえり2008〜」終了しました
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「オブラブ忘年会 〜ふりかえり2008〜」はおかげさまで大盛況のうちに終了し
ました。イベントにご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございまし
た!スタッフ畠山のイベントレポートもあわせてお楽しみください♪

イベントへのご意見・ご感想をお待ちしております。みなさまの声を、ぜひこ
ちらのブログまでお寄せください。お待ちしております!
→ http://d.hatena.ne.jp/objectclub/20081205/1228440996

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┗【特集】ふりかえり2008のふりかえり

こんにちは。オブジェクト倶楽部の畠山です。

去る12月5日、田町にある港勤労福祉会館にて「オブラブ忘年会 〜ふりかえり
2008〜」が行われました。

忘年会イベントは前半の「ライトニングトークス」と後半の「ふりかえり2008」
の2部構成になっていました。今回はわたしが担当した「ふりかえり2008」の様
子をレポートしたいと思います。

「ふりかえり2008」は、イベント参加者が10個のテーブルに分かれて座り、各
テーブル毎に設定されたテーマに沿って2008年をふりかえるというものです。
わたしはその中の「クッシュボール」テーブルを担当。クッシュボール[*1]と
いうおもちゃのボールを使ったグッド&ニューというプラクティスで2008年を
ふりかえりました。

このグッド&ニューの手順をかんたんに説明すると
  ・だれかがクッシュボールを持つ
  ・ボールを持っている人は24時間以内にあった「良かったこと」または「新
    しい発見」を3つ発表する
  ・他の参加者は拍手をする(パチパチパチ)
  ・次の人にボールを渡す(楽しそうに)
  ・ボールが全員にまわるまでこれを行う
というものです。ね、簡単でしょ?詳しいことは省きますが、これを行うこと
でポジティブな考え方が身に付くのだそうです。

今回はこのグッド&ニューをアレンジして「2008年のグッド&ニュー」という
お題へ挑戦してみました。まず最初はクッシュボールを使ってチェックイン。
次は練習がてらにオーソドックスなグッド&ニュー(24時間以内のやつ)。そ
して最後に2008年のグッド&ニューを行いました。

一見地味に見えるこのセッションですが、実際にはすごく盛り上がりました。
  ・ボールをグニグニしながら考える
  ・発表者への拍手
  ・次の人へボールをヒョイと投げる
参加者が行っていることはこれだけなのに、なぜか盛り上がってしまうのが不
思議で面白かったです。実際に体を動かすことが楽しさを生み出しているのか
もしれません。

準備するものはクッシュボールひとつ、ルールもシンプルですので、ぜひまわ
りの方を巻き込んで試してみてください。

クッシュボール以外の他のテーブルでも様々な手法でふりかえりを行なってい
ました。実際に参加したわけではありませんが、どのテーブルも好評だったよ
うです。「More&Less」や「コントロール可能・不可能」など自分でも参加し
てみたいテーブルがいくつもあったので、次の機会があればそちらも体験して
みたいなぁと思いました。(畠山)

[*1] http://www.amazon.co.jp/dp/B0000542BW/xpjp-22
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┗【コラム】三色マーキング読書法 [3] −ナンバリング

静かなオフィスでコップ一杯の水といつだかの食べかけのダースを朝食代わり
に一人原稿を書き上げる僕。嗚呼なんてストイックな生活。さて、本連載では
読書を楽しくする工夫をご紹介しています。前回は「対比」のテクニックをご
紹介しました。今回のテーマは「ナンバリング」です。

● おさらい
まずは前回のおさらいです。「対比」のテクニックとは、文章中から対比した
いキーワードを抜き出し、「色付け」と「名前付け」することでした。
なんだっけそれ?という方は前回までの記事をご参照ください。

・第1回目「分類」http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/261.html
・第2回目「対比」http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/266.html

さて、いよいよ本題です。

● ナンバリング
「ナンバリング(numbering)」とは、文章中から以下のような「まず、Aする。
次に、Bする。最後にCする。」のような構文を見つけ出し、番号付けするテク
ニックです。

**********************************************************************
まず、Aする。次にBする。最後にCする。
(First, I do A. Then, I do B. Finally, I do C.)
**********************************************************************

では、早速、具体例(英文[*1])をみてみましょう。

● 具体例
※以下、()が線を引く箇所、()内の数字が順番を示す番号です。

In this article, I first explain (1: what a Kanban system is in the
context of Lean manufacturing), especially in TPS, and gather insights
from the practices and principles in that mature industry, identifying
concepts that can be applied to software development. Secondly I look
around (2-1: our software development projects) and point out (2-2:
examples of Kanban applications). Then, I analyze (3-1: commonality and
differences between Kanban systems in production and in software
development), and try to give (3-2: ideas on how to effectively apply
Kanban system to software development), including an introduction to the
recent movement of "KSSE - Kanban System for Sustaining Engineering"
emerging on the kanbandev 2 discussion list. Finally, I give a (4: big
picture of TPS), the original context for which Kanban's use as a tool,
and from which software development can still learn more.

どうでしょうか。文章構成がわかりやすくなった気がしませんか?上記例から
もお分かりかもしれませんが、英文をナンバリングするときのポイントは、動
詞のあとに続く名詞句”だけ”に線を引くことです。下線が長くなりすぎると
本質を見失いやすくなるからです。用いる色について今回は特に言及しません
が、筆者の場合、文字と同色にならないように赤色を使っています。

● ナンバリングの適用場面
筆者は、手順や要点を「箇条書き」にできる部分を抽出するために行っていま
す。では、「箇条書き」できて何が嬉しいか。それはまた別の機会にご紹介さ
せてください。記事書くのって大変(笑)。

● 最後に
早いもので就職して8カ月が経ちました。社会人は学生時代とは比べ物にならな
いほどの速さで時間が経過していくのを実感しています。ですが学生時代には
できなかった経験をいろいろとさせていただきました。まだまだ未熟な部分が
多々あり叱られることもありますが、地道に一歩一歩進んでいきたいと思いま
す。次回は「式化」のテクニックをご紹介します。それでは。(黒岩)

● 引用文献
[*1] Kenji Hiranabe,
     "Kanban Applied to Software Development:from Agile to Lean",Jan.2008,
     http://www.infoq.com/articles/hiranabe-lean-agile-kanban
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「ボーナスは使う?貯金する?」のホントのところ。
今日12月10日はボーナス支給日という会社が多いのではないでしょうか?景気
の悪い話題ばかりが続きますが、やっぱりボーナスを貰うと嬉しくて浮かれて
しまいますよね♪ドーンと全額使って大きいお買い物をしようか、貯金して将
来に備えようか・・・みなさんはどのように使われますか?

  せっかくなので全額使っちゃいます!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=0
  一部は使って、残りは貯金します。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=1
  堅実に全額貯金します。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=2
  使い道は家族が決めます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=3
  ボーナスはありません。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=4
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=228&choice=5
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「忘年会に何回参加しますか?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol227/PlonePopoll_results2

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┗編集後記

こんにちは、編集人のナガタユウコです。
オブラブ忘年会イベントが終了し、個人的にはもう2008年が終わったような気
でいるのですが、12月はまだ始まったばかり!みなさまと同じく、私も師走の
あわただしさに忙殺されそうになっています。が、がんばらなくちゃ!><
先週のアンケートでみなさまの忘年会の参加予定回数を教えていただいたとこ
ろ、週一ペースという回答が一番多かったです。やっぱり12月は飲み会が多く
なりますね。寒さも本番、お体にはお気をつけくださいね。
オブラブ忘年会イベントのふりかえりセッションの写真をご紹介します。参加
者のみなさまの2008年のふりかえりをご覧ください♪
→ http://www.ObjectClub.jp/event/2008winter/retrospectives2008/

今週の強引な一言
*** 大器小用(ことわざ) ***
大人物をつまらぬ位置において、働きがいのない仕事をさせること。
まだまだ半人前だと思っていた新人さんがいつのまにかしっかり仕事をこなす
一人前になっていたり、この仕事はムリだろうと思っていた後輩が実は自分で
勉強して知識をつけていたり。そんな嬉しい誤算を見逃さないためにも、細や
かなコミュニケーションによってメンバーの現在のスキルを把握し、適材適所
を心がけたいですね。
出典参考:故事ことわざ辞典 東京堂出版
(ナガタユウコ)

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