Date:  Wed, 11 Apr 2007 17:03:08 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2007-13号】
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                          No.182 2007/04/11

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┣【Topics】サーバメンテナンスのお知らせ(4月13日〜4月15日)
┣【Topics】「これでバッチリ!テスト技術大全」 開発の現場 vol.008
┣【Topics】書籍『Web2.0ビギナーズバイブル』発売になりました
┣【イベントレポート】YAPC::Asia 2007 Tokyo に参加しました
┣【プレゼント】書籍『JavaからRubyへ』献本先募集 (2名様)
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 サーバメンテナンスのお知らせ(4月13日〜4月15日)
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サーバメンテナンスのため、オブジェクト倶楽部サイトおよびObjectClub.jpド
メインの全メーリングリストを下記の間、停止させていただきます。ご了承の
程、よろしくお願いいたします。
日程:4月13日(金)19:00頃〜4月15日(日)9:00頃

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 「これでバッチリ!テスト技術大全」 開発の現場 vol.008 
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・

4月12日発売の開発の現場 vol.008にオブラブメンバーの川上と木下が記事を
書きました。
*[ドキュメント作成] テストドキュメントの鉄則/川上文夫
  障害管理はExcel一覧表ですか?「はい」と答えたあなたにはぜひ読んでい
  ただきたい。「実はリーダがExcelで管理しているので」というあなた。な
  らば、リーダに当記事を紹介してみませんか。きっとプロジェクトが幸せに
  なります。そのほか、テストとドキュメントというテーマで筆者の経験から
  「こうするといいんだ」という内容をご紹介しています。
*[自動化] テスト自動化ツールとの付き合い方とその活用術/木下史彦
  Maven2とContinuumを使ったテストの自動化について実例を交えながら解説
  しています。また、昨年のクリスマスイベントのXFDトラックで作ったパト
  ライトも登場します。是非、お手にとってご覧ください。

開発の現場 vol.008 (翔泳社)
http://www.shoeisha.com/mag/kaihatsu/ 

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 書籍『Web2.0ビギナーズバイブル』発売になりました
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

こんにちは、オブジェクト倶楽部のやっとむ、こと、安井力です。
オブジェクト倶楽部メンバーが執筆した書籍が、4月6日に発売になりました。

§『Web2.0ビギナーズバイブル』3,800円 928頁 毎日コミュニケーションズ§
§    伊藤 浩一、大津 真、岸田 健一郎、まえだ ひさこ、安井 力 著    §
§ http://www.amazon.co.jp/dp/4839923221/xpjp-22                    §

Web2.0のサイトを構築するときに必要となる、いろいろな要素技術の紹介と入
門です。本当はWeb2.0に限らない、現代Webの基礎知識みたいな本です。
   ・HTMLとCSS、XMLとXHTML
   ・Webサーバーとデータベース
   ・JavaScriptとAjax
   ・Perl
   ・PHPとCakePHP
   ・RubyとRuby on Rails
   ・PythonとTurboGears
自分で言うのもなんですが、大入り欲張り盛り沢山。
本書の眼目のひとつが後半の部分、スクリプト言語とその最新フレームワーク
を組み合わせて、実例を見せながら使い方を説明している章です。この部分を
オブジェクト倶楽部から、伊藤(RubyとRuby on Rails)、岸田(PHPとCakePHP)、
安井(PythonとTurboGears)が執筆しています。
厚みもさることながら(全928ページ)ちょっとばかりものスゴい表紙になって
いるので、書店でもすぐ見つかると思います。ぜひ手に取ってみてください。

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┗【イベントレポート】YAPC::Asia 2007 Tokyo に参加しました

4月4日、5日の2日間に渡って、YAPC::Asia 2007 Tokyoが桜満開の東京千駄ヶ谷
の津田ホールにて開催されました。

YAPCは"Yet Another Perl Conference"の略称で、Perl開発者が一同に会する、
いわばPerlコミュニティのお祭りです。2001年に開催されたYARPC 19101[*1]で
は、日本で初めてライトニングトークスが行われたことでも有名です。[*2]

 オブラブメンバーは普段から「Ruby!!Ruby!!」と言っている人が多いのです
が、そこはいろんなところに顔を出すオブジェクト倶楽部です。今回はオブラ
ブメンバーの角谷、伊藤、木下が聴衆として参加してきました。

今年のYAPCは、昨年の蒲田から場所を千駄ヶ谷に移して行われました。1日目は
シングルトラック、2日目は2トラックという構成で、400人を超える参加者を集
め、大いに盛り上がりました。海外からの講演者の方が約半数を占めるという
のも特徴です。セッションの内容もPerlの新バージョンの機能紹介や自作アプ
リケーションの紹介といったものから、大規模システムに適用させるためのTips、
ネットワークプログラミングや構文解析といったコアな話題まで幅広く取り上
げられ、Perlコミュニティの層の厚さを実感しました。

1日目のセッション終了後には場所を移して懇親会が行われ、参加者が大いに親
交を深めていました。

2日目の最後に行われた恒例のライトニングトークスでは"ものまね"や"飛び道
具(?)"などが登場し、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。さすが、日本
でのライトニングトークス発祥のカンファレンスに相応しいトークスだと関心
させられました。

Eric S. Raymond氏は「ハッカーになろう(How To Become A Hacker)」[*3]の中
でハッカーにとって特に大事な言語としてPython, Java, C/C++, Perl, LISPを
あげています。その中でPerlについては"実際的な意味からも勉強しておく価値
があります。"と位置づけた上で、"自分では使わなくても、読めるようにはなっ
ておきましょう。"と書いています。

私自身は仕事でPerlを書いたことはないのですが、何度か人が書いたPerlのプ
ログラムを読んだ経験はあります。そういった経験からも、Raymond氏の言葉を
実感しました。

そんなPerlの超ライトユーザーの私が今回YAPCに参加した目的は、Perlという
プログラミング言語に囚われないノウハウや気づきが得られるのではないかと
いう期待と、熱いPerlコミュニティを身をもって感じるためです。

まず、プログラミング言語に囚われない気づきという点に関しては、Six
ApartやlivedoorなどのBtoCのサービスを提供している企業が大規模リクエスト
を処理するためにどういった工夫をしているかという事例の紹介が特に印象に
残りました。ここで紹介されていたノウハウはプログラミング言語が違っても
使えるものであり、大規模リクエストをさばくという、私のあまり経験したこ
とがない分野でしたので、非常に参考になりました。

一方、熱いPerlコミュニティを身をもって感じるという点に関てしは、どれも
熱かったのですが、あえて選ぶとすると、Naoya氏のネットワークプログラミン
グの話と大沢和宏氏の正規表現の話でした。
かつて、C/C++でネットワークプログラムを書きまくっていた私としては、こう
いう話題が出てくるのは純粋に嬉しかったです。何でも基礎が重要なのだとい
うことですね。正規表現の方は日本の住所全てにマッチさせる正規表現を考え
たという話で、関西出身の私としては最初に「京都どうすんねん」と思ってし
まったわけですが、最後に京都の話が出てきて、京都市役所の住所の多態っぷ
りが凄いことがよく分かりました。

当初の参加の目的も十分に達せられ、たくさんのエネルギーをもらった2日間で
した。ありがとうございました。当日の資料はYAPCのWiki(*4)で順次公開され
ています。また、当日の様子が動画として公開される予定もあるそうなので、
足を運べなかった方はそちらで追体験してみてください。(木下)

[*1] : YARPCはYAPCの前身で、当時はRubyとPerlの共催でした。
[*2] : エンジニアマインド Vol.3 (技術評論社)「ライトニングトークス入門」参照
[*3] : http://cruel.org/freeware/hacker.html
[*4] : http://tokyo2007.yapcasia.org/wiki/?SlidesFromTalks
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┗【プレゼント】書籍『JavaからRubyへ』献本先募集 (2名様)

かくたにです。『JavaからRubyへ―マネージャのための実践移行ガイド』と題
した翻訳書を、4/21にオライリー・ジャパンから出版します[*1]。プログラミン
グを楽しくする言語、Rubyのビジネス価値を全編を通して検討する一冊です。
本書の出版を記念して、ご自身のブログ等で言及してくれる方2名に、本書をプ
レゼントします(オライリー・ジャパンさんありがとう!!)。応募方法は、以下
のフォームを埋めてこのメールに返信してください。応募多数の場合は独断と
偏見でかくたにが当選者を決定し、個別にご連絡さしあげます。ご応募はお早
めに。当選すると書店に並ぶよりも早くお手元に届くと思います(離島を除く)。
多数のご応募、お待ちしてます!(応募〆切:4/17(火))

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   電話番号:
   連絡先メールアドレス:
   ブログのURL:
   何かひとこと(あれば):
   <<< ここまで
   # いただいた情報は、書籍の発送用途以外には利用いたしません。

[*1] : http://www.oreilly.co.jp/books/9784873113203/
     「1章 はじめに」全文(16p)の見本PDFもあります:
      ftp://ftp.oreilly.co.jp/download/JavaRuby_01_sample.pdf

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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「リーダーやりたいですか?」のホントのところ。以前にとあるコミュ
ニティーを運営する大御所と、「リーダー損?」という話をしました。
どうやら、先輩になる、リーダーになる、マネージャーになるといった役がつ
くということに抵抗を感じているエンジニアは多いとのお話でした。うーむ!
さて、この春から色々と立場が変わった読者の皆さんも多いと思いますが、
みなさんは「リーダーやりたいですか?」

  現在リーダーの立場で、自分はやりたいと思っている。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=0
  今後はリーダーになってみたい。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=1
  現在リーダーの立場だが、本音はやりたくない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=2
  今後もやりたくないと思っている。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=3
  考えたことありませんでした。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=4
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=148&choice=5
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「どんなときに有給休暇使いますか?」の結果は公開中。
ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol147/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。新入社員が入ってきた職場も多いようです。以前の
職場では、「カワイイコ、こないかなー!」で大変盛り上がっていた時期です(笑)
今回のオブラブメルマガでは、オブラブメンバー達の執筆関係が百花繚乱。
みんなあんなに忙しいのに、どんな風に時間を作ってるんでしょうか?ぜひそ
このところ、聞いてみようと思ってます。読者の皆さんも、ぜひ手に取ったら
感想をお寄せくださいね。楽しみにしています。

今週の強引な一言

***恋は思案の外(ことわざ)***
恋の成り行きは、常識では推し量ることができないという意味。恋をするのが
一番仕事の勉強になったりして!なんて思いませんか?変化から身を守るので
はなくて、変化を受け入れるのを恋愛から学んでみるのはいかがでしょうか?
(上田雅美)

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■ 編集代表:平鍋  健児
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