Date:  Wed, 06 Dec 2006 15:53:21 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2006-46号】
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                          No.167 2006/12/06

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┣【Topics】クリスマスイベントの申し込み締め切り迫る!(お申込は12/13まで)
┣【Topics】クリスマスイベント!ボランティアスタッフ募集
┣【Topics】プロジェクトファシリテーション講演資料 最新版公開
┣【特集】セッション紹介 − 徳井 進「コンピュータよもやま話」
┣【特集】セッション紹介 − 芦沢 嘉典氏「自分で創るはじめてのXFD講座」
┣【特集】豆知識:ライトニングトークスの歴史
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 オブジェクト倶楽部クリスマスイベント!締め切り迫る!
       お申し込みの受付は、12月13日(水)までです!
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・

毎年恒例となりましたオブラブ名物「クリスマスイベント」のお申し込みが開
始しております。下記イベントページから、参加登録のページにお進みください。
http://www.ObjectClub.jp/event/2006christmas/

お申込みの締め切りは12月13日(水)です。あと1週間しかありませんので、お早
めにどうぞ!皆様のご参加を、お待ちしています。

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 クリスマスイベント!ボランティアスタッフ募集
        一緒にイベントを盛り上げませんか?
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・

イベント開催にあたり、ボランティアスタッフを募集いたします。
私たちと一緒にイベントを盛り上げませんか?

募集定員 : 5名
概  要 : 事前ミーティングに参加できること。 (12月18日19:00〜予定)
       当日は朝から会場設営などのお手伝いができること。

上記をご了解いただける方は、事務局までご連絡をおねがいします。
オブラブメンバー気分を存分に味わえるチャンスです!
お申し込み・お問合せ:2006xmas@ObjectClub.jp 上田・眞庭まで

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 プロジェクトファシリテーション講演資料 最新版公開
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・

オブジェクト倶楽部の中でも代表的なコンテンツのひとつである、プロジェクト
ファシリテーション。主宰の平鍋が講演で使用している最新版の資料を、公開
いたします。さらに新しい資料や写真が、豊富になりました。みなさんのプロ
ジェクトで活用してください。カスタマイズも自由です。

【プロジェクトファシリテーション】http://www.ObjectClub.jp/community/pf/

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■
┗【特集】セッション紹介 − 徳井 進「コンピュータよもやま話」

西川です。こんにちは。2006オブジェクト倶楽部クリスマスイベントの徳井さ
んのセッションの推薦をさせていただきます。

徳井さんは、日本のソフトウェア開発黎明期から現在にいたるまで現場の最前
線を走り続ける偉大なプログラマの一人です。その経験に裏付けされた知識と
スキルは、オブジェクト倶楽部の母体である永和システムマネジメントでも、
未だにトップです。

そんな徳井さんの名言の一つに、「コンピュータの歴史のなかで唯一、『革命』
とよべそうなものは、トランジスタの開発だけであとは誤差」という言葉があ
ります。私たちが日頃、追いかけている技術的なトレンドは、徳井さんに言わ
せれば『誤差』にすぎないのです。おそらくそれは徳井さんのスキルが長年積
み上げてきた膨大な量の基礎の上になりたっていることに起因していると、私
は思います。

セッション内容から察するに、このセッションでは私たちのような若手プログ
ラマが今だからこそ、学ばなければならない(と徳井さんが考えているだろう)
計算機の基礎がびっしりつまっています。もうソフトウェアですらありません。
セッションに参加することで、技術的なトレンドを超えた『本質』を垣間見る
ことができるでしょう。(nishikawa)
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┗【特集】セッション紹介 − 芦沢 嘉典氏「自分で創るはじめてのXFD講座」

「実際に動くものを作りたい!」

エンジニアであれば、多くの人が持っているであろうこの思いをオブジェクト
倶楽部クリスマスイベントで実現しませんか?

「自分で創るはじめてのXFD[*1]講座」では、初心者の方を対象に電子工作の基
礎を、実際に手を動かしながら体験していただきます。
講座の最後は、DOSコマンドによってパトランプを制御するXFDを、みなさんひ
とりひとりに作成していただこうと思っています。
出来上がったXFDをチームに持ち帰れば、人気者間違いなし!!^^

・普段ソフトウェアしか作っていない
・電子工作ははじめてだ
・興味はあるけど何からはじめれば良いか分からない
・なんだかよく分からないけど面白そうだ

そんな方は、勇気を出して参加してみませんか?
ソフトウェアプログラミングとは違った、よりプリミティブな作業を通して新
しい発見があるかもしれません。

ぜひ、自分で手がけたものが実際に動き出す感動を味わってください。
“がっくしロボ[*2]”を超えるXFDを創るのは、貴方かもしれません。
みなさんのお申し込みを、お待ちしています。(芦沢嘉典)

  [*1] : http://www.ObjectClub.jp/community/xfd/
  [*2] : http://www.ObjectClub.jp/community/xfd/event/2004christmas/pdf/talks/gacksy.wmv 
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┗【特集】豆知識:ライトニングトークスの歴史

さて、オブラブイベントでは必ずといっていいほど開催されるのが「ライトニ
ングトークス」です。今日はぜひイベントで楽しんでいただきたいと思うので、
ライトニングトークスの歴史についてご紹介したいとおもいます。

最近のXP/Agile界隈の常連トーカーは、レベルがあまりに高すぎて、一部では
「プロ化して、プロは出場を制限しよう」などという話も出ているくらいです。
しかし元々は「話したいことがある」という強いモチベーションが第一で、プ
レゼンの上手い下手は二の次なのがライトニングトークスです。「何かあって
もたかだか5分」です。プレゼンの巧拙よりも「話したい」というモチベーショ
ンのある方にこそ、ぜひ手を挙げて欲しいとスタッフは考えています。

1人5分の持ち時間で11人、55分の間にトーカー(話す人)の熱いショートトーク
が繰り広げられるこのセッションですが、日本で最初に開催されたのは、今を
遡ること5年、2001年のことでした。

YARPC(Yet Another Ruby/Perl Conference) 19101というイベントが2001/05に
開催されました。名前からもわかるように、RubyとPerlの合同カンファレンス
です。2000年末に、京都でLinux Conferenceと同時開催でPerl/Rubyカンファレ
ンスが開かれたのですが[*1]、YARPCはより参加しやすいRuby/Perlの草の根の
カンファレンスとして企画されたそうです。筆者はYARPCに聴衆として参加した
のですが、そこで初めて「Lightning Talks」なるものを知りました。

「Lightning Talksとは何か」という前田薫さんの当時のトーク説明[*2]には、
こうあります。

::

  本家Yet Another Perl ConferenceでMark Jason Dominousさんが始めた、
 「Lightning Talks」。
  その誕生には、「つまらん話を45分間も聞かされるのは苦痛だ」という辛辣
  な理由もあったと言う。
  何をしゃべってもいい5分間。準備も少なくてすむし、アガってしまってもた
  かが5分。
  時間になれば問答無用の打ち切り。1時間で11個のTalk、話者交代は30秒だ

そうです、ライトニングトークスはアメリカのPerlのカンファレンス[*3]で実
施されたのが最初なのです。このトーク説明を見て気づいたのは、トークとトー
クの交代時間は30秒だったのですね。当時聞いていた側としては、もっと慌し
いような気がしていたのですが。

YARPCに参加して、この「Lightning Talks」を見ていた人間が数名いました。
当時筆者が参加していた、日本XPユーザー会のスタッフです。2002/7に開催さ
れたXP祭り[*4]では、YARPCに参加していたメンバーを中心に
「ライトニング・トーク」(スが抜けてる)を企画し開催したのが、筆者が知る
範囲で、日本で3番目[*5]のライトニングトークスでした。
以降、XP/Agile系のイベント、そしてオープンソース系のイベントでは、ほと
んどといってよいほど組込まれており、お馴染の企画になり皆さんに親しまれ
ています。
ちなみにトークの間で「ドラ」を鳴らすというアイディアは、事務局長天野氏
が発案し、ドラを購入して実践しました。もちろん日本で初めてです[*6]。
参加者の中には、このドラの音を楽しみにしている人も多いでしょう。ぜひ本
場のトーカーにも聞かせてあげたいところです。

またさらに豆知識として、YARPCのライトニングトークスの最中に、かの有名な
「高橋メソッド」が誕生したことはトークス通としてはおさえておくべき点で
しょう。
YARPCの時には、HTMLに巨大文字というスタイルで高橋さんがプレゼンしていま
した。筆者は内容は全く覚えてないのですが(すみません)、プレゼンスタイル
はさすがに印象に残っています。現在のトークスの半数以上は高橋メソッドで
プレゼンされると言っても過言ありません。高橋メソッドがライトニングトー
クスのために生まれた、という歴史を振り返ってみると、これは当然の結果な
のかもしれませんね。(懸田)

  [*1] : Linuxカンファレンスと同時開催で筆者も参加しました
  [*2] : http://www.jus.or.jp/events/yarpc19101/YARPC_list.html
  [*3] : http://perl.plover.com/lightning-talks.html
  [*4] : http://www.xpjug.org/event/20020708maturi/
  [*5] : 2番目は多分Linux Conference
         2001(http://lc.linux.or.jp/lc2001/LC2001-CFLT.html)
  [*6] : 天野氏愛用の「ドラ」http://www.toamusic.com/newhp0503/dr2006.html
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「忘年会に外せない条件」のホントのところ。そろそろ忘年会シーズン
に突入ですね!年間を通してやりっぱなし(年忘れっぱなし?)の人もいれば、
このシーズンにはいつもより多めという人。色々いらっしゃると思います。
手配をするのにいつも悩むんですが、皆さんが忘年会に誘われたとき、行くか
どうか決めるのに一番大事な条件って何ですか?ひとつ選んで、教えてくださ
い。

  場所がいい。(近い、アクセスがいい、雰囲気がいいなど)
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=0
  お料理やお酒が美味しい。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=1
  どんな人たちと集まるのか?
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=2
  曜日や日程。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=3
  お手ごろな金額。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=4
  異性の参加。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=5
  そんなのない。参加することが大切。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=6
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=133&choice=7
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「あなたが身につけたいのはどんなこと?」の結果は公開中。
ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol132/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。もう師走。皆さんはどんな年末をお過ごしですか?
先日初めて「ウコンの力」を飲みました。一緒に飲む人が、人数分買って来て
くれました。そもそも翌日に疲れを残す体質ではないことが災いし、いつもと
そう変わりなくすっきり翌朝を迎えました。効いてるのか!?
買ってくれた人、ごめんなさい。実感できずに、本当に残念!愛飲している人、
いますか?

今週の強引な一言
***三日坊主(ことわざ)***
出家してはみたが、寺の修行の厳しさに堪えられず、すぐに辞めてしまうとい
うこと。転じて、飽き易くて、何をしても長続きしないことなどをさす言葉で
す。ただし、うまく使えば三日坊主は良いバロメーターになるかもしれません。
自分にとって価値や意味がないものだから、長続きしないのかも。落ち込むよ
りも、はいっ次!。
(上田雅美)

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