Date:  Wed, 05 Oct 2005 13:25:51 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2005-36号】
X-Mail-Count: 00117

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
       ┃                         ■┃
      ●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部   ■ ┃
       ┃                       ■  ┃
       ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━┛
                          No.111 2005/10/05

■ I N D E X
┃
┣【Topics】JUDEプライベートセミナー大阪、参加者募集
┣【Topics】MDDロボットチャレンジ開催  〜飛行船制御モデル開発〜
┣【PM】プロジェクトマネジメント入門[27]
┣【プログラミング】Rubyで進むオブジェクトの道 〜脱初心者をめざして〜[8]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇  JUDEプライベートセミナー大阪、参加者募集
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

JUDEをもっと活用したい! そんなあなたに送る
「JUDEプライベートセミナー 〜すぐ使える UMLとマインドマップ講習会〜」
皆様に、UMLとマインドマップの使える技を次々とお見せする2時間です。
大好評だった東京開催に続き、大阪でも開催します。

◇日    時:10月20日(木) 19:00〜21:00(受付 18:30〜19:00)
◇募集人数:50名
◇内    容:JUDEを利用したUMLとマインドマップの活用方法のご紹介
◇参加特典:1) 製品購入時に利用できる優待割引注文書を進呈
            2) 講習会限定資料を配布

応募方法はこちら
http://www.esm.jp/jude-web/news/JUDE_Seminar20051020.pdf

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇  MDDロボットチャレンジ開催  〜飛行船制御モデル開発〜
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

2005年10月17日(月)  日本科学未来館にて
http://ess2005.media.kyoto-u.ac.jp/robocon.php
産学から広く連携11チーム参加。見学自由。 

超音波、赤外線、画像認識による飛行船の自律制御を競うとともに、UML等の制
御ソフトウェアの分析・設計モデルおよびモデル中心開発内容を審査。会場に
は参加チームの分析・設計モデル図が掲示されます。
19日(水)組込みソフトウェアシンポジウム内にて、審査員によるモデル評価
ワークショップも開催されます。

組込みソフトウェアシンポジウム http://ess2005.media.kyoto-u.ac.jp/
==============  主催:情報処理学会ソフトウェア工学研究会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1 s t ■━
■
┗【PM】プロジェクトマネジメント入門[27]

「ファンクションポイント法(FP法)」の続きです。特徴と適用分野まではご理
解いただけたとおもいますので、今回は、私がどのようにファンクションポイ
ント(FP)を算出していくのかをお話しします。

前回お話しした特徴にあるように、外部仕様(DFD、ERD)から開発するシステム
のFPを算出していきます。そのFPを工数などに換算する手順となります。

手順には、6つのステップあります。この手順でFPを算出するには、外部設計が
行われていることが前提となります。

ステップ1:計測タイプの決定
  FPを算出するシステムが新たに開発する「新規開発」なのか、既存のシステ
  ムを拡張する「機能拡張」なのかを決めます。
 
ステップ2:アプリケーション境界と測定範囲の設定
  外部設計のDFDからシステム化を行う範囲(アプリケーション境界)のうち、FP
  を算出する機能範囲(測定範囲)を設定します。

ステップ3:ファンクションの数え上げ
  ステップ2で設定した測定範囲内のファンクションを数え上げ、それぞれ区分
  けします。このステップについては、少々説明が必要なので、次回詳しくお
  話しします。

ステップ4:複雑さの判定
  ステップ3で数え上げたファンクションに対して、表を使って複雑度を判定し
  ます。

ステップ5:未調整FPの算定
  ステップ3・4で数え上げたファンクションから「未調整FP」を算出します。

ステップ6:システム特性による補正
  システムの特性から補正係数を算出し、「調整済FP」を算出します。

大まかには、この一連のステップによりFPを算出していきます。次回は、この
それぞれのステップを詳しくお話ししてきます。(事務局長)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-26&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-26&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=F001-26&choice=2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2 n d ■━
■
┗【プログラミング】Rubyで進むオブジェクトの道 〜脱初心者をめざして〜[8]

Ruby News
2005年09月21日にRuby 1.8.3がリリースされました。
Rubyを利用したことがないかたも、これを機会に触ってみてはいかがでしょう?
ダウンロードサイト
http://www.ruby-lang.org/ja/20020102.html

●今回のテーマ
さて、今回はevalについて学習していきたいと思います。evalは、引数の文字
列をRubyプログラムとして評価してその結果を返すものです。evalは何かと役
立つ機能なので抑えておきましょう。早速サンプルプログラムで確認します。

サンプルプログラムから

----<eval_sample.rb>--
expr = ARGV.shift
print "[#{expr}] => "
puts eval(expr)
----------------------

次に実行例です。

---実行例-----------
% ruby eval_sample.rb "1 + 1"
[1 + 1] => 2
% ruby eval_sample.rb "[1,2,3].inject(0){|a, b| a + b}"
[[1,2,3].inject(0){|a, b| a + b}] => 6
----------------------

●ARGVの説明
ARGVは実行時引数のリストです。
shiftメソッドで第一引数から順に実行時引数を取り出すことができます。
上の実行例

  ruby eval_sample.rb "1 + 1"

であれば、"1 + 1"をARGV.shiftで取り出し、変数exprにセットしています。

●evalの例の説明
「eval(expr)」は、exprをRubyのプログラムと評価して実行します。

上の実行例の

  % ruby eval_sample.rb "1 + 1"

であれば

  1 + 1

をevalがRubyのプログラムとして実行し、その結果として2を返します。

  % ruby eval_sample.rb "ruby eval_sample.rb "[1,2,3].inject(0){|a, b| a + b}"

であれば

  [1,2,3].inject(0){|a, b| a + b}

をevalがRubyのプログラムとして実行し、6 を返します。

●evalの面白いところ
通常のプログラミングであれば、プログラムの制御はエディタによる編集時に
決定されます。ところが、evalを利用すれば、エディタ編集時ではなくプログ
ラム実行時まで遅延させることができます。
(変数exprが実行時に決まって、変数exprがevalメソッドによって実行される)

つまり、(実行したい)プログラムを(作成する)プログラムで書いて、(実行した
い)プログラムを実行することも簡単にできてしまうのです。
面白そうでは、あーりませんか!

●evalの使い方の例
上記サンプルの場合は、動く文字列を読み込みそのままevalで実行しましたが、
設定ファイルや独自言語を読み込み、実行可能なRubyプログラムに変換して、
evalで実行なんてことも考えられます。

●次回
次回もevalについて、もう少し踏み込んでみたいと思います。(IENAGA)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-7&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-7&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-7&choice=2
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3 r d ■━
■
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「システム業界人はリュックがお好き?」のホントのところ。パソコン
や書籍など、重いものを持ち歩いているためか、システム業界の方には通勤に
リュックを利用している方が多いように感じます。さてみなさん、通勤時に利
用しているかばんはどのようなものですか?

  リュックサック
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=0
  ブリーフケース
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=1
  トートバッグ
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=2
  ショルダーバッグ
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=3
  ウエストバッグ
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=4
  ボストンバッグ
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=5
  上記以外
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=6
  手ぶらです
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=7
  それは秘密です
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=77&choice=8
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「好きなセリーグ球団はどちらですか?」の結果は公開中。ぜひご
覧下さい。
⇒http://www.objectclub.jp/special/kininaru/vol76/PlonePopoll_results2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
■
┗編集後記

こんにちは、編集人です。JTBから月旅行パッケージが発売されました。その旅
行費用は、6〜8ヶ月の宇宙センターでの訓練費用込みでなんと1億ドル!お金と
時間をなんとか工面すれば、夢も叶うかも?夢の実現に向けて、一緒に頑張っ
て行きましょうね。

頑張りすぎて疲れた方は、オブジェクト倶楽部11月カレンダーをご覧になって
一休みしてはいかがですか?電子データを公開します。11月号は遊び心を入れ
て、オブラブスタッフの似顔絵です。ちょっとした骨休みにでもなれば嬉しい
です。ダウンロードは下記からどうぞ。
http://www.ObjectClub.jp/special/#calendar

今週の強引な一言
*** 10月は運動会で酒がめるぞ(岡本圭司)***
10月も飲んじゃいますか?今年も残り1/4となりました。起承転結で言うなら、
もう結の部分に入ります。終わり良ければすべて良し。今年1年を良く終わらせ
るために、飲んだら気合を入れなおしましょう。
(さとみ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は   ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋  健児
Copyright (c)2003-2005 オブジェクト倶楽部. All Rights Reserved.
powered by Eiwa System Management, Inc.