Date:  Mon, 25 Sep 2000 13:11:19 +0900
From:  omura@....jp
Subject:  [XP-jp:00941] Re: テストのためだけのメソッド
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <20000925130937omura@....jp>
In-Reply-To:  Your message of "Mon, 25 Sep 2000 10:28:18 +0900"             <NEBBLCBLMJKDLAMIAMIGIENPCKAA.mishii@....jp>
References:  <NEBBLCBLMJKDLAMIAMIGIENPCKAA.mishii@....jp>
Posted:  Mon, 25 Sep 2000 13:09:37 +0900
X-Mail-Count: 00941

大村です。

"Masaru Ishii" <mishii@....jp> wrote:
from "[XP-jp:00934] Re: テストのためだけのメソッド"

>> ---
>> 「テストのためだけのメソッド」の定義
>>
>> そのメソッドを削除しても、コンパイルエラーが出るのはテストからだけであれば
>> 、
>> そのメソッドは、「テストのためだけのメソッド」である。
>> ---
>>
>> この定義からすると、save() は、テストのためだけのメソッドになります。それ
>か
>> ら、setName() も同じです。現時点では、テストのみで使用されていますから。
>
>Object クラスの toString もテストのためだけのメソッドといってもいいような．
>でも便利ですよね．
>デバッグのためだけにtoStringをオーバーライドする，ということはよくやって
>ますが，皆さんは，こういうもひっかかるんでしょうか？

ObjectのtoString()は、Objectというものを考えたとき、

「String形式の表現が普遍的に必要である」

という洞察から出てきたもので、テストに固有のものではないような気がします。(^^;;

関連して思うのですが、setに対するget、saveに対するloadのような、methodの対称性
によって導かれるmethod群というものがあると思います。
(対称性に限らず)そういう一般原理によって設計をすることで、見通しがよくなると思うのですが、
XPでは、YAGNIによってそういうことはしないんですよね。

なんかもったいないようなきもします。