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Date:  Mon, 25 Sep 2000 02:48:56 +0900
From:  Shigeru Gougi <gougi2@....jp>
Subject:  [XP-jp:00932] Re: Config等について
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <200009241747.CAA08992@....jp>
In-Reply-To:  <004301c02647$24666e00$630aa8c0@g6x333w95>
References:  <200009240349.MAA03450@....jp>
Posted:  Mon, 25 Sep 2000 02:47:21 +0900
X-Mail-Count: 00932

こんばんは、合木です。

二人だけの会話にならなければよいですが f^^;
どうか、みなさん、ご意見ください。m(__)m

On Mon, 25 Sep 2000 01:58:30 +0900
"hasegawa" <hasegawa@....jp> wrote:

> (長谷川@テクノポートです)
<SNIP/>
> 初めてなのに、あのような唐突なメールはまずかったかと。

それはご心配されなくて大丈夫ではないかと思いますヨ。^^

> 必要性駆動原理はいいと思っています。

イメージが良く伝わってきました。^^

> で、結局は合木さんにまとめてもらったように、進め方のスタンスなんです。
> #何となくですが、XPでするといつもいちからやり始めるしかないように感じます。

この点については、わたしも最初は同じように感じました。
そして、先の(わたしのtypoだらけの)メールのなかの次の文を入れました。

On  2000/09/24 12:51
Shigeru Gougi wrote:
(in :"[XP-jp:00930]", 2000/09/24 12:51)
> (A)のような最初に議論しておくべき開発方針(のようなもの)を決める検討項目には、恐らく共通の部分
> と、個々のチームまたは企業、部署のスキルによって異なるその組織に依存した独自性のある部分として
> 存在していき、組織に依存した独自性のある部分によりその組織でやれることを表面化させ他の組織と差
> 別化していくものになるのではないかなと考えています。
 
読み直してみるとうまく書けていないと反省しているのですが、
ここでの「共通の部分」というのが、XPの哲学(必要性駆動原理)といくつかの手法
(ペアプログラミングなどなど)と言う風に捉え

XPの共通部分をフレームワークとしてその上に、

  ・自分達の持っている(部品を含めた)リソースを生かせるような拡張 
  ・自分達の組織が持つ強みを生かせるような拡張
  ・自分達の扱うドメインに合うような拡張

をしていく必要があると個人的に考えることで理解し受け入れられる様になりました。
#ただ、まだ間違った理解をどこかでして、よからぬところにいってしまっている可能性も大です。^^

<SNIP/>
> どうも設計作業というものがよく見えないんです。

同感と思える部分が多いです。
そして、そのため、私の中では、今は上記しましたように捉え理解をしています。

> > マップは、メインストーリーとメタファーになるのかなと思っています。アーキテクチャーは
> > プログラミングを進めて、1イテレーションを終えたときに最初のものが出来上がると理解して
> > います。(間違っているかもしれませんので、率直なご指摘をお願いします。)
> 
> StoryCardですね。
> 実際には、こういった形態で要求が出てくるのでしょうか?

メインストーリーに適切なものを選び、そのストーリーを満たすためにはどうするかという事を
XPの哲学で考えていくことで、最初のシステムは出来上がると思います。
そして、その「どうするか?」と考えているときに、曖昧な要求を明確にしていくという作業
も必要性から出てくると思われます。それがないとやっぱり作れないからです。

そして、この「どうするか?」と考えた問題とその解決策で開発規約や開発プロセスに関わること
は、次回の開発で生かそうと考えるのも自然だと思います。また、そういった問題解決をし自分達
の開発プロセスや開発規約として取り組むという事を繰り返すことで、自分達の開発方法論という
ものになっていくのではないかと考えています。

また、一番最初にXPに取り組む時には、リエンジニアリングと同じように、今までのやり方をすて
ゼロから取り組むことが必要ではないかとも思っています。なぜなら、それをすることではじめて
無駄のないプロセスと規約を作れるのではないかと考えるからです。
わたしは、そういった理解を今はしています。ただ、やっている中でどんどん変わって行くと思い
ます。それもまたXP的でいいような気がしています。^^

--
 Shigeru Gougi  < gougi@....jp >  
 http://www.post.self.ne.jp/~gougi/