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Date:  Mon, 19 Jan 2004 13:02:24 +0900
From:  Kenji HIRANABE <hiranabe@....jp>
Subject:  [XP-jp:04823] Re: エクストリーム・トレーニング
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <6.0.0.20.2.20040119125153.0255e7c8@inetgw3>
In-Reply-To:  <200401060658.AA02095@....jp>
References:  <6.0.0.20.2.20040106145555.03f3d240@inetgw3> <200401060658.AA02095@....jp>
X-Mail-Count: 04823

平鍋です。

ちょっと前の話題ですが。。。

At 15:58 04/01/06, you wrote:
 >平澤です。
 >
 >>ちょっと外れますが、例えばクラシックピアノには、
 >>ある程度定型化された(よく認知された)練習方法ってあり
 >>ますよね、バイエルとか。また、クラシックギターなどにも、
 >>メソッド、と呼ばれる教育方法があります。
 >
 >なるほど。
 >
 >まだ構想だけですが、モデリングの詰め将棋を作れる気がしています。
 >
 >簡単な課題(注文と注文明細、ツリーの組織など)を与えて、
 >・ヘッダー−明細
 >・木構造(GoFのCompositeや再帰)
 >とかを答えさせる練習問題集です。
 >そのまま概念モデリングのパターン集になるかもしれませんね。

詰め将棋、というのとは違う感じがしています。手筋集かなと。
詰め将棋は、かなり「ミステリ=意外性の文学」のようなところがあって、
理論的に「よい手」を指していく感じではないので。はっと驚く捨て駒や、
普通は読みから捨てる筋悪の手が、詰め将棋の肝だと思います。

逆に、手筋集であれば、「パターン集」にできます。

「3歩もったら端に手あり」
「継ぎ歩に垂れ歩」
「金底の歩」
「送りの手筋」
「金は斜めに誘え」

などなど。最近のコンピュータ将棋プログラムは、損得計算、序盤定跡、詰みの読み
以外にも、手筋ロジックを持っているようです。たとえば、「桂馬を持っていたら、
敵の駒で銀以上の価値のものが、ひと枡開けて並んでいないか探す。あれば、
ふんどしを掛ける手を読む。」

あと、少し飛躍しますが、「アーキテクチャ」という意味だと、「戦型」がこれに
対応するでしょうね。大域的な構造を示しています。「矢倉」、「4間飛車」など。
それぞれに、数多くのバリエーションがあり、「中座飛車」などの
新しいアーキテクチャも生まれます。

すみません、話が発散しましたが、パターン、アーキテクチャと将棋の類似性
について書いてみました。

以上