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Date:  Wed, 07 Jan 2004 10:24:02 +0900
From:  川端 光義 <kawabata@....jp>
Subject:  [XP-jp:04813] SEA 関西プロセス分科会1月のご案内
To:  extremeprogramming-jp@....jp, kansai@....jp
Message-Id:  <20040107100725.1B86.KAWABATA@....jp>
X-Mail-Count: 04813

川端です.

SEA関西の小林さんから以下の案内が来ましたので転送します.

今回は,遠隔ぺプログラミング(コードレビュー)などを可能にする技術の紹介です.

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小林@SRA関西支社です。

関西プロセス分科会 来年1月の予定が決まりましたので、ご案内します。
今回は、P2P フレームワークの "Soba" を取り上げます。 

以下のペ‐ジからお申し込み受付を行っておりますので、奮ってご参加
ください。
http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/wnew.html

なお、今回の会場である「大阪市立大学文化交流センター」は、
駅前第2ビルの6階にありますので、お間違えのないようお願いします。

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ソフトウェア技術者協会 関西支部 プロセス分科会のご案内

テーマ:「SOBAフレームワークとその応用」

講師 :「SOBAフレームワーク:ブロードバンド時代のソフトウェア基盤の開発」
     緒方 敏博(財団法人京都高度技術研究所SOBAプロジェクト)

    「Sobalipse:遠隔ペアプログラミング用Eclipseプラグイン」
     林 良生(オムロン株式会社技術本部コントロール研究所)
     新納 正康(財団法人京都高度技術研究所SOBAプロジェクト)

主催 :ソフトウェア技術者協会 関西支部 プロセス分科会
     http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/

日時 :2004年 1月23日(金) 18:30〜20:30

会場 :大阪市立大学文化交流センター
    〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600
    大阪駅前第2ビル6階 ホール
    Tel 06-6344-5425 / Fax 06-6344-5524
    http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/BUNKO/
    周辺略地図 
    http://www.media.osaka-cu.ac.jp/Toshi/yoteiti.html

内容 :
 産学官共同の SOBA(Session Oriented Broadband Applications)プロジェク
 トにより研究開発されている SOBA フレームワークは、広帯域通信網向けのソ
 フトウェア基盤です。LAN 環境だけに留まらずブロードバンド環境でも計算機
 の資源や様々な情報を有効に活用することが可能となるアプリケーション開発
 のための枠組みを提供します。
 
 SOBA フレームワークは P2P のネットワーク通信方式によりネットワーク上に
 情報を共有するための仮想的な空間(セッション)を構築します。SOBAフレー
 ムワークには、情報の共有空間であるセッションを自由自在にコントロール
 (セッションの分割や統合など)する機能やセッションでリッチなコンテンツ
 (テキストデータはもちろん映像や音声などのストリーミングデータなどの各
 種情報など)を複数のユーザー同士で享受できる基本機能が組み込まれていま
 す。
 
 SOBAフレームワークは主に次の特長を有しています。
 
 1.P2P方式
   クライアント・サーバー方式を取らないため、サーバーの管理・運用
   を避けることができる。P2Pを応用することで、分散オブジェクト環境
   を実現するメカニズムを備えている。
 
 2.動的な共有空間の生成
   P2Pのネットワーク通信方式を駆使することで、ネットワーク上に共有
   空間をセッションとして作るだけでなく、自由自在にセッションを操
   作(あわせる、わける等)することができる。
 
 3.マルチプラットフォーム
   特定のOSやハードウェアの違いを吸収するミドルウェアとしての構造
   で実現されている。WindowsやLinuxの混在した環境や携帯端末機器の
   (PDAや携帯電話)環境などに依存することなく、各種情報を共有する
   仕組みが提供される。

 
 このようなSOBAフレームワークの特長を活用すれば、例えば複数のユーザー同
 士がインターネットを介した遠隔地間でお互いにカメラ映像やお絵かきツール
 のホワイトボードなどを使いながらコミュニケーションを行うことができるア
 プリケーションを開発・実現することができます。SOBAフレームワークを用い
 ることで、ネットワーク上のセッションでコンカレントなコラボレーションの
 ためのアプリケーションを効率的に開発することが可能となります。
 
 現在、SOBAフレームワークが持つコンカレントなコミュニケーション機能を様
 々な分野に応用することが検討されています。教育分野における遠隔講義シス
 テム、医療分野における遠隔医療支援システム、行政分野における電子行政窓
 口支援システムなどの研究開発が取り組まれています。
 
 既にSOBAフレームワークを実用的に応用した事例の一つとして「Sobalipse」が
 開発され、初版として公開されました。Sobalipse は、ソフトウェアを開発す
 るための総合開発環境 IDE で広く知られている「Eclipse」の機能を拡張した
 プラグインの一つです。
 
 SOBAフレームワークが有するP2Pのコラボレーション機能を Eclipse に追加す
 ることで、Sobalipseはペアプログラミングによるソフトウェア開発を実現する
 ことができます。Eclipseのエディタ機能がSOBAフレームワークによって拡張さ
 れることで、複数のユーザーがソースコードのファイルを共有すると同時に
 ファイルの編集も可能となり、効率的なソフトウェア開発が期待できます。
 
 SOBAフレームワークはLGPLのもとでオープンソースとして次のWebサイトで公開
 され、入手することができます。 
   http://www.incpod.org
 Sobalipseは、次のWebサイトで公開されています。
   http://sobalipse.sourceforge.net/japanese/pukiwiki/pukiwiki.php
 いずれも、詳細は上記のサイトをご覧下さい。
 

参加費用:
  SEA正会員:1,000円,SEA賛助会員:1,000円,
  学生:500円,一般:2,000円

  定員 :110名

申込方法:
以下のペ‐ジからお申し込みの受付を行っております。
http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/application.html
### 1/21(水)までにお申し込みください ###

 ご注意)
 ・受付は先着順で,定員になり次第〆切とさせていただきます.
  申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします.
 ・メール,FAXなどWebページ以外からの申し込みは受け付けて
  おりません.
 ・お申し込みの受付け後,確認メールが自動的に返送されます.
  確認メールを印刷し,当日受付時に持参ください.
 ・申し込み手続きについて不明点などございましたら,下記まで
  ご連絡ください.
  seakansai-office@....jp
 ・参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください
  領収書が必要な方は,申し込み時に「領収書要」にチェック
  してください.

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世話人:(株)SRA関西支社 小林 修 

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(株)SRA関西支社システムサービス部
小林修
Tel: 06-6536-2331
E-Mail: o-kobaya@....jp
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