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Date:  Sat, 14 Jun 2003 14:29:46 +0900
From:  木村 伸一 <kimura363@....com>
Subject:  [XP-jp:04471] Re: 会議革命
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F64205729182@OSK-M1>
X-Mail-Count: 04471


 平鍋さん、こんにちは。
 メルロポンティとかソシュールは聞いたことがある程度に
しか知らない、きむらです。

>なるほど.媒体,おもしろい.
>
>それとも現代哲学的に,「身体知」と「記号知」はどうかな.

 うんうん。そうですね。
 「記号知」と組み合わせるなら「実在知」なんてどうでしょう。

 語呂合わせ系なら、「身体知」と「媒体知」のほかにも
    「混沌知」と「整頓知」

 とらえようとしても逃げてしまう知と、毎日つきあい共生する
知というイメージで
    「野生知」と「飼育知」

 年月と手間をかけて醸し出したという意味で
    「種籾知」と「吟醸知」

 人の目には見えないけれど、心と体は知っている。
 知っているとはいえ、比較的つかみどころがないまま、
言葉にもしきれないまま、霧がかかったようにもやもや
していて、えもいわれぬ、絵にもかけない知。
 一部の人だけが知っていたり使える知。
 そんな知識や知恵が「身体知」や「暗黙知」という言葉で
呼ぼうとしているものですよね。

 それが、具体的に文字や絵や音声や物としての表現形式
と表現の場を与えられると、「形式知」とか「媒体知」という
言葉で呼ぼうとしているものになるんですよね。

 その変換過程は、街角をぶらぶら歩いていた少女が突然
スカウトされてトレーニングを受け、芸能界デビューを果たす
ようなプロセスと言ってもいいでしょうか。