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Date:  Wed, 11 Jun 2003 20:54:33 +0900
From:  SEI Hideki (清秀紀) <seih@....net>
Subject:  [XP-jp:04457] Re: コミュニケーション (Re: XP 関連近刊情報)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <87u1awrfra.wl@....net>
In-Reply-To:  <20030611151003k-hamai@....jp>
References:  <87d6hr7kq2.wl@....net>	<20030611151003k-hamai@....jp>
X-Mail-Count: 04457

At Wed, 11 Jun 2003 15:10:03 +0900,
HAMAI Kyoichi wrote:
> 他者に伝えようとすると、文書の量が膨れ上がります。

他者に伝えようとすれば、当事者間に伝えるより文書の量は増える
とは思います。最終的には、投下コストとリターンで判断すればよ
いのでしょう。

> 当事者間では、"?"と"!"とでも意味が通じることがありますが、他者にとって
> は、それだけではわかりません。

「意味が通じることがあります」という文が、「当事者間」のコミュ
ニケーションの不安定さを示していると思います ;)

「通じることもある」程度の確実性でいいのなら、口頭だけでいい
のでしょう。

「通じることもある」ような非確実性が困る場面で、非確実性を一
定の割合で減らすためには電子テキストを使うコストをかけても良
いのではないか、というのが私の考えです。

なお、ここで「当事者」という概念が浮上してきたので、「当事者」
「非当事者」というプレイヤーと、「文書」「口頭」というメソッ
ドの組み合わせで考える必要があるのかなと考え始めました。

# そのあたり、自分自身も明確に問題意識としては持っていなかっ
# たようです。

> それは否定しませんが、コストの分担をよほどうまくやらないと、文書作成者
> が負担に耐え切れません。情報共有がうまくいかないことが多いのも、この
> 辺りに原因があると思っています。

ナレッジマネジメント系の失敗談などでよく語られているように、
そうなのかなとは思っています。

私自身はそこが工夫のしどころだと思い、日々、試行錯誤している
状況です。その実践の結果として、文書作成コストは十分に見合う
ものだと考えています。

時間ができたら、私 (たち) が実践せいているメッセージトラフィッ
クのデータを集計してみます。ただ、内容についてはお見せするこ
とができないので、説得力がないだろうなあとも……。

-- 清