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Date:  Wed, 11 Jun 2003 16:08:55 +0900
From:  Horikawa Masahiro <horikawa@....jp>
Subject:  [XP-jp:04456] Re: コミュニケーション
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200306110708.h5B78kO35329@....jp>
In-Reply-To:  <.2003385738.300293122.30754262.366714@....jp>
References:  <.2003385738.300293122.30754262.366714@....jp>
X-Mail-Count: 04456

はじめまして、清水川さん。
堀川と申します。

> 『要求仕様の探検学』という本に、「仕様として、ある要求が不採用となった
> 場合、その理由を明記しておくべき」と言っている部分があります。これは、
> 将来状況が変わったときに採用となる可能性を考えての事です。
> 
> こういった、選択とその理由というものは、ソースコードには(意図的にコメ
> ントとして埋め込まない限り)残らないものだし、ソースにも機能にも残って
> いない事を口頭で継承するのは非常に難しいです。

  ワインバーグがその本の中で、明記しておく最も有用な方法として推奨してい
るのが、ビデオ・テープ・インタビューであることを指摘させてください。(p23
6)

つまり、明記するといっても、『文字による記録』に拘っているわけではなく、
「口頭によるコミュニケーションとテキストによるコミュニケーションの比較」
という議論における例には不適当な気がします。

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 堀川 雅博