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Date:  Mon, 2 Jun 2003 10:00:18 +0900 
From:  木村 伸一 <kimura363@....com>
Subject:  [XP-jp:04423] Re: 量というより質では?
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F642055EF04F@OSK-M1>
X-Mail-Count: 04423

 西川さんこんにちは。
 きむらです。

>> 書き物と比べると、口頭での対話は、情報"量"が多いというよりも、
>>むしろ情報の"質"が高いのではないですか?
>
> 口頭の方がノイズは多いと思うのですが。。。
> むしろオーバヘッドが少ないので伝達効率が良い=結果として文書より
>も高速に大量の情報交換が可能である、と思います。

 そうですね。
 口頭のほうがより気軽に、構えずに踏み込めるように思います。

 文章としての完成度が低かろうが、とりあえず必要最小限の目的
を達することを目指す。その意味では口頭での対話に歩がありそう
ですね。

> ただし、文書は書き終えるまでフィードバックがえられないですが、
>対話では途中でフィードバックがもらえるため思った以上の収穫が得
>られることが多いです。また、相手によっては端折っても良いという
>判断がし易いのでその場で最適化して伝送効率を上げることも可能で
>すね。

 枝葉末節まで丸ごと伝え尽くさなくても、要点さえ伝わればよい。
 そういう場合には、動的な話題制御ができる口頭での対話のほうが
有利でしょうね。

> 良く対話が交わされた後では本当に重要な部分だけ文書化すれば良い
>ことに気づきますね。一から十までを文書化しなくても箇条書きや単語
>単語のエッセンスだけで記憶をよみがえらせるトリガーには十分である
>と。

 それはありますね。
 ところで、エッセンスだけで記憶をよみがえられるということでの思い
つきですが、記憶は場所や匂いによって鮮明に思い出されるような気が
します。
 言葉だけではなく、イベントごとに場所を変えるとか、イベントごとに
花や食べ物で印象的な匂いや香りをあしらうと、後々まで記憶をよみが
えらせるのに効果的かもしれませんね。