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Date:  Sat, 31 May 2003 14:03:19 +0900
From:  Shibukawa Yoshiki <yoshiki@....jp>
Subject:  [XP-jp:04418] Re: 量というより質では? (RE:   コミュニケーション (Re: Re: XP  関連近刊情報))
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <JG20030531140319.1434382@....jp>
In-Reply-To:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F642055EEC2F@OSK-M1>
References:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F642055EEC2F@OSK-M1>
X-Mail-Count: 04418

渋川です。

>  書き物と比べると、口頭での対話は、情報"量"が多いというよりも、
> むしろ情報の"質"が高いのではないですか?
> 
>  というのは、文書を説明のために事前に書き下ろすのとくらべると、
> (うまく転がっているときの)口頭での対話では、無駄な説明に踏み
> 込むことなく、効率的に相手のツボを突くことができているように感じる
> からです。

相手のフィードバックの速さ、雰囲気、表情、こういうのも含めて、伝わるほど
帯域が広い。故に、量が多い、という感じで考えていました。たぶん、木村さん
の考える質というのと、僕の考える量というのは同じような意図かと思います。

フィードバックもあり、どんどん話が進む。だから会話は楽しい。主観的にも会
話の方が好きです。主観といっても、モチベーションとかにもろに影響するんで、
バカにはできません。

もちろん、会話も、人によっては得意不得意はあるんで、訓練が必要になること
もあると思います。ちょうど裏で話が盛り上がっている「質問」も関係してると
思います。ただ、これは筆記も同じだと思います。僕のお気に入りのマインドマ
ップは、突然図が出てきたり、ジョークとかで話を進められると弱いことが分か
りました。

>  少人数チームを前提とするXPの場合は、口頭の対話で十分と主張
> されても、なるほどと頷けます。

ただ、情報の賞味期限には気を付ける必要はありますね。対話の情報はせいぜい
1週間ぐらいが記憶の限界だと思います。それまでに文書化するなり、ソースコ
ードで表現するなりが必要でしょう。まぁ本当にXPやってたら、1週間以上先の
ことなんてあまり気にする必要なくなるんでしょうけど。

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東京工業大学  国際開発工学専攻  上田(光)研
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