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Date:  Wed, 28 May 2003 08:40:25 +0900
From:  HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject:  [XP-jp:04403] Re: XP 伝導テクニック
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030528084025k-hamai@....jp>
In-Reply-To:  <20030521112707.28FC.4ML@....com>
References:  <20030521112707.28FC.4ML@....com>
X-Mail-Count: 04403

濱井です。
2003/05/21 11:32:02 -0400に4mlさんが送られた
メールに関する返信です。

>> >> ・お客様からのアプローチ
>> >>  自分からお客様にアプローチしてお客様にXPを気に入ってもらいました。
>> >>  経験上、長年システム開発に携わっている上司よりもお客様の方が
>> >>  XPを気に入ってくれやすいです。
>> >
>> >これはちょっと意外でした。社内のマネージャクラスの人は「お客様に納得し
>> >てもらえないんじゃないか」と感じていたようです。
>> 
>> 顧客にとっては、リスクの大きいウォーターフォールの一発勝負がXPでは
>> 回避できるという点が大きいのではないでしょうか。
>
>一発勝負の回避や、リスク軽減というのは開発側の動機となる部分なのでは
>ないかと思います。

顧客の側にとっては、ソフトの開発が完了すればそれで終わりというわけ
ではないので、ソフトの機能を削ってもスケジュールを優先するなどの配慮が
必要になります。そうした調整のできないウォーターフォールの一発勝負は
かなりのギャンブルになります。
例えばハードにソフトを組み込む場合、ソフトの開発の遅れは、ハードの開発
や、工場の生産の切り替え、新製品の発表・宣伝などの他の多くの
スケジュールに影響を与えます。機能を削ってもスケジュールを優先するなど
の配慮が必要になります。