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Date:  Sat, 01 Mar 2003 17:47:17 +0900
From:  Hirohide Yazaki <firo@....jp>
Subject:  [XP-jp:04152] Re: 記事紹介  : ピーター・コードが語る開発プロセスの選び方
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030301161343.E72F.FIRO@....jp>
In-Reply-To:  <217459487020030227163104ishibashi.kazuhiro@....jp>
References:  <20030225223841.F20E.FIRO@....jp> <217459487020030227163104ishibashi.kazuhiro@....jp>
X-Mail-Count: 04152

矢崎です。

リプライありがとうございます。

On Thu, 27 Feb 2003 16:32:56 +0900
石橋 和洋 さん<ishibashi.kazuhiro@....jp> wrote:

ishibashi.kazuhiro> > ・一旦決めたら対戦中に変更するのはまず不可能・・・本当ですか?
ishibashi.kazuhiro> > ・(最初にたてた)戦略の失敗は、敗北を意味する・・・本当ですか?
ishibashi.kazuhiro> > ・事前に決定され、全ての手の枠組みになる・・・本当ですか?
ishibashi.kazuhiro> > 
ishibashi.kazuhiro> > 石橋さんが将棋のプロならば私はそれをとりあえずは信じることとします。そう
ishibashi.kazuhiro> > でなければ疑問は残ります。
ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> まず、私はプロでもないし、それに準ずるものでもありません。
ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> ただし、戦略・戦術の正しさとは経験の中で検証されていくものであり、

戦略・戦術の正しさというのが何を意味されているわかりませんが、ここで私が
申し上げているのは、石橋さんが、戦略の特徴として
・一旦決めたら、対戦中に変更するのはまず無理
・戦略の失敗は、敗北を意味する
・事前に決定され、全ての手(特に序盤)の枠組みorシナリオとなる。
をあげられたので、私は、戦略の一般的な特徴って、本当にそうなんですか?と
疑問を述べたのです。

もし、それに対して石橋さんが「経験の中で検証されていくもの」というのなら、
石橋さんご自身が
・一旦決めたら、対戦中に変更するのはまず無理
・戦略の失敗は、敗北を意味する
・事前に決定され、全ての手(特に序盤)の枠組みorシナリオとなる。
というのは経験の中で検証されていくもの
と述べられることになるので「え、石橋さんが戦略の特徴ってこうだよ、と言っ
たばっかりなのに、、、、なぜいまさらそんなことをおっしゃるのかな?」と混乱
してしまいます。

私の解釈変でしょうか?

ishibashi.kazuhiro> 普遍なものではありません。
ishibashi.kazuhiro> 程度の差はあれ、「正しい」事を証明するのはたとえプロでも不可能です。
ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> 従って、おっしゃるような疑問に意味があるかという点において疑問に思います。

どのような知識も絶対正しいことは証明できないかもしれません。ただ現時点で
私はそれが正しいと思う、という議論をしてはいけないとは思いません。そうで
なければ全ての学問や議論は成り立たない、あるいは無意味になるように思いま
す。しかし、このことについては私もきちんと説明できないので、あまり詳しく
入り込むことはしません。

上記のような考えから、私は正しいことを証明してください、ということを、ど
のような議論、どのような人にもお願いするつもりはありません(数学的な、あ
る公理から導かれる定理の証明などは別です)。ただ、できれば何故そう思うか
をできるだけ論理的に説明してほしいと思うのです。最後はなんらかの主観的な
感情や信念にたどりつくものだとしても、、で、その説明がその時点である程度
論理的だと思い、また納得すれば、私は現時点、私の考えとして、それが正しい
という意見を受け入れたいと思うのです。

あるいは、論理的な説明がなくても、その人がそのことについて経験豊富で、そ
の人の経験を通してそう感じるにいたったというような場合だったら納得するか
もしれません。将棋の場合などそうで、将棋のプロの人が多くの対極をとおして、
そのような結論(論理的に説明できなくとも)にたどりついたのなら、私はその
人の考えを尊重したいと思います。

で、石橋さんは戦略の特徴として
・一旦決めたら、対戦中に変更するのはまず無理
・戦略の失敗は、敗北を意味する
・事前に決定され、全ての手(特に序盤)の枠組みorシナリオとなる。
と述べられたわけです。また、それについて特に根拠を示されているわけではあ
りません。

なので、石橋さんがあげた特徴を私は正しいと思わないので、疑問があると申し
ました。自分が納得しないことに疑問をもってはいけないでしょうか?それとも
戦略の上記のような特徴は誰もが既に知っていることだから、いまさらそんな疑
問をもつこと自体が不思議ということでしょうか?

ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> > ・石橋さんの考えでいけば、将棋の勝ち負けは最初の戦略で全てが決まる。とい
ishibashi.kazuhiro> > うことで、将棋を指すということは最初から決まっている勝ち負けを種明かしす
ishibashi.kazuhiro> > るにすぎない、ということになる、という意味で疑問が残ります。将棋って最初
ishibashi.kazuhiro> > の戦略をたてるときの運あるいは博打にすぎず、つまりはそんなにつまんないも
ishibashi.kazuhiro> > のなのでしょうか。もっとダイナミックに相手の指してをみながら柔軟に対応し
ishibashi.kazuhiro> > ていくものではないでしょうか(将棋の素人としてそのように思っているだけで
ishibashi.kazuhiro> > すが)。
ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> な、なぜ???私もそのように主張しているつもりなのですが...

えーと、石橋さんがどのように主張しているかわからないのですが、石橋さんは
1)一旦決めたら、対戦中に変更するのはまず無理
2)戦略の失敗は、敗北を意味する
3)事前に決定され、全ての手(特に序盤)の枠組みorシナリオとなる。
とおっしゃっているので、つまり、

・戦略は最初にたてる(3)より)。
・最初にたてた戦略は対戦中には変更できない(1)より)。
・最初にたてた2つの戦略には優劣がつけられる(2)の戦略の失敗というキー
ワードより)。
・その優劣により勝敗が決まる(2)より)。

簡単にいえば、石橋さんのご主張によれば、戦略は最初にたて、それで優劣が決
まり、それで勝敗が決まるまた、戦略は途中で変更できないので、最初にたてた
戦略で勝敗はもう決まってしまうことになります。
#もちろん、戦略を実現する戦術や、行動が、その戦略どおりでなければ、勝敗が
変わるかもしれませんが、しかし、それは戦略レベルでの、勝敗が決まるという
理論には関係がない話だと思います。

で、私は石橋さんのご主張どおりなら、将棋って結局最初に立てあう戦略の優劣
だけで決まってしまうのですね。そんなら、おもしろくないのではないでしょう
か?もしかしたら途中で戦略を変更させながら、戦ったりしているのでは(その
変えるタイミングやどのように変え方の組み合わせとして最終的に勝敗が決まる)、
と思ったわけです。でも私は将棋については詳しくないので、まったく誤解して
いるかもしれません。

ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> ちなみに、戦略が相手に知られてしまっているのはやはり不利です。たとえば矢倉

戦略が相手に知られているかどうか、という議論は、ここで突然でてきたように
思いますが、石橋さん、あるいは私の投稿のどこかでそのような話がでておりま
したでしょうか?すみません。どこでそのような話があったか教えてください。
探せませんでした。

もし以前にそのような話がされていなかったら、何故突然そのような話を出され
たか、その意図を教えてください。

ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> (一局の将棋を序盤・中盤・終盤という3つのサブコンテキストに分けた場合、私
ishibashi.kazuhiro> があげた作戦はあくまでも序盤を支配する枠組みと言えるかもしれません。従って
ishibashi.kazuhiro> 、それが全体を決定するわけではないと主張されるならその通りかもしれませんが
ishibashi.kazuhiro> 、すくなくとも序盤を決定します。)

石橋さんは、敗北を意味するとおっしゃっています。序盤を決定する、と敗北は
全然違うものだと思います。議論も変わってくるでしょう。

私は、議論の途中で意見を変えるのは全然OK.だと思います(議論というのは
最初の自分の意見に固執することではなく、その議論を通して自分の考えを深め
ていくことだと思うからです)。しかし、その場合、意見を変えたことをきちん
と表明すべきだと思います。そうしなければ議論がかみあわなくなります。その
結果、自分と相手(そしてそれを見て(聞いて)いる他の方達)の時間を無駄に
してしまい、生産的な結論が導かれません。

それと、将棋が序盤、中盤、終盤の3段階(のみ)にわかれるとして(私はその
ように分割できるかどうか知りませんが)、その間で戦略の変更はないのでしょ
うか?変更がないとすると、序盤を決定するだけでなく、(あくまでも石橋さん
のご主張によれば)終盤まで決定してしまうのでは?逆に、変更があるとすれば
「一旦決めたら、対戦中に変更するのはまず無理」というご意見が成り立たなく
なりますね。

ishibashi.kazuhiro> > コンテキストというのはどういう意味でおっしゃっていますか?
ishibashi.kazuhiro> > コンテキスト=状況という意味ならば、
ishibashi.kazuhiro> > 濱井さんはコンテキストが変わって変わるのは戦術で、戦略は変わらないと
ishibashi.kazuhiro> > [XP-jp:04023]で主張されています。
ishibashi.kazuhiro> > 
ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> すみません。濱井さんの主張を読んでみても、そうは思えません。
ishibashi.kazuhiro> 本当に、濱井さんはある戦略を立てたら、それを未来永劫変えられないなどと言う
ishibashi.kazuhiro> ことを主張されているのでしょうか?

では、[XP-jp:04023]の
> ・正確な情報を得る
> ・充分な兵力を揃える
> ・充分な補給を調える
>
>といった基本戦略はいつでも同じです。
>
>ソフトウェア開発でも。
>
> ・優れた人材を揃える
> ・良いツールを揃える
> ・各人のやる気を引き出す
>
>といった基本戦略はいつでも同じです。
>
>敵や環境に合わせ、定まった手が存在しないのは戦術だと思います。

の「基本戦略はいつでも同じです」の解釈を、この文からだけ、コンテキストと
からめて説明してください。よろしくお願いします。
#濱井さんにも同様の質問しましたが、ご回答いただけなかったので、私はまだ
理解できておりません。

ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> 例えば「戦闘」レベルの戦略を、成毎に修正し改善しようという意志は「戦争」
ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> レベルの戦略。
ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> 「戦闘」レベルの戦略は成中に変えられないという主張と、「戦争」の中で個
ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> 々の「戦闘」における戦略を変えていくべきという主張は対立しますでしょうか?
ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> 
ishibashi.kazuhiro> > ishibashi.kazuhiro> (私にはこのような主張をし合っているように聞こえます。
ishibashi.kazuhiro> > 
ishibashi.kazuhiro> > 僕はそうじゃないと思います。
ishibashi.kazuhiro> > 
ishibashi.kazuhiro> 了解しました。(TT)
ishibashi.kazuhiro> そうすると、どういった対立だったんでしょうか...

[XP-jp:04104] で私が書いているとおり、「成中」というのは、後から突然わ
いてきたものだと思っています。それまでは、「成中」という概念はこのやり
とりのテーマではありません。なんか、途中でわけもなく、つけたしのようにで
てきたものです。