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Date:  Mon, 5 Jun 2000 00:52:34 +0900
From:  Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com>
Subject:  [XP-jp:00490] Large Scale XP Was: Re: XP Chapter 25 When You	Shouldn't Try XP
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <B560AA16.1AE7%khosokawa@....com>
In-Reply-To:  <39233AA4.BE57C689@....jp>
Posted:  Mon, 05 Jun 2000 00:52:23 +0900
X-Mail-Count: 00490

ホソカワです。

on 2000/05/18 9:33 AM, 佃 軍治 at tsukuda@....jp wrote:

> 
> 佃です。
> 
> 25章の抄訳を送付します。
> 意訳している箇所がかなりあります。
> 間違いの指摘、コメントなど、お願いします。
> 
> Chapter 25  When You Shouldn't Try XP
> 
> <私の思い込みによるまとめ>

…

> 大規模システムを開発する場合には、XPは適用できないものなの
> でしょうか? コンポーネント分割までは少数精鋭チームで実地
> し、各コンポーネントのインタフェースをきっちり決めておき、分
> 割後はコンポーネント毎にチームを構成し、その中でXPを実践すれ
> ば、うまくいくのでしょうか?
> 20人以上ではだめ、と真っ向から否定されると困ってしまう。

私は、今、こう考えています。問題を「完全に」独立したサブセットに分割できるの
であれば、そのサブセットでXPを実践する事は可能でしょう。しかし、そのサブセッ
トは、やはり、Beck氏が言っている10人程度のプロジェクトでしょう。それより大き
くなるとclose communicationが通用しなくなるからだと思います。XPの神髄
はcommunicationではないでしょうか?新しい発見は、すぐにチーム全体に伝播しま
す。これは、チームのサイズが小さいからだと思います。例えば、1000人の開発者に
ある事を伝えるためには、従来の方法を使って、文書化やレビューミーティングを開
かなくてはならないでしょう。(大声出しても1000人に一気に伝える事は無理)

私は、(要求が頻繁に変わる)ソフトウェアは少人数で作り上げて行くしかないよう
に思っています。つまり、大規模なプロジェクトは少人数で作業をするので時間がか
かることはしょうがないと思っています。

このMLで大規模XPについての議論が発展して行くといいですね。

> XPと大規模システム開発について記述している資料があるのであれ
> ば、誰か教えて下さい。

-- 
Kaoru Hosokawa
khosokawa@....com