Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Tue, 30 May 2000 12:57:53 +0900
From:  Akira Hirasawa <hirasawa@....jp>
Subject:  [XP-jp:00430] Re: ObjectDay2000
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <200005300400.AA00370@....jp>
In-Reply-To:  <3932969D.576F3430@....jp>
References:  <3932969D.576F3430@....jp>
Posted:  Tue, 30 May 2000 13:00:49 +0900
X-Mail-Count: 00430

平沢です。
こんにちは

firo@....jp さんは書きました:
>ObjectDay2000での平澤さんのセミナーの内容も、若干
>Fowler流にも思えたのですが、いかがでしょう?

誰からもリプライがなさそうなので、
とりあえず自分で書いておきます。

私が喋ったセッションでは、去年実際にやった開発案件の事例紹介をしました。

開発プロセスとしては、RUP(Rational Unified Process)に
準拠したのですが、準拠したのはフェーズ分割や基本的な考え方だけで、
個々の成果物やアクティビティ、ワーカーなどについては
必ずしもRUPに書かれているとおりには実践しなかった、という内容です。
(実際の開発プロジェクトでは、500ページもある英文のHTMLを読む前に
 やることがたくさんありますから。)

つまり、全体のフェーズ分けは、RUPでいうところの
方向づけ/推敲/構築/移行
というフェーズに合わせました。
また、アーキテクチャ中心、ユースケース駆動、リスク駆動といったあたりも
RUPに書かれている考え方に沿って進めました。

このあたりのフェーズ分割に関するRUPの考え方は、
現実によく合っている(or合わせることができる)と思いましたが、
XPのPlanning Gameと比較すると、どうなんでしょう?

個人的には、ある程度の規模のプロジェクトの場合、
・マクロプロセスはRUPで
・ミクロプロセスは、状況に合わせて形式的〜非形式的(=XP的)の間の具合のいいところで
進めるのがいいのではないかと思いますが、いかがでしょう?

--
Akira Hirasawa (hirasawa@....jp)
Object Technology Center, OGIS-RI Co., Ltd.
tel: 03-5440-0511(521) Fax:03-5440-0531
URL: http://www.ogis-ri.co.jp/otc/